ジュディー・ザ・ビューティー連敗

7月29日は水曜日でしたが、サラトガ競馬場でオノラブル・ミス・ハンデキャップ Honorable Miss H (GⅡ、3歳上牝、6ハロン)が行われました。この日のG戦はこれ一鞍のみ。fast の馬場に出走頭数も5頭と少なく、去年のBCフィリー・アンド・メア・スプリントの覇者ジュディー・ザ・ビューティー Jusy the Beauty が4対5の圧倒的1番人気。今期初戦のフマーナ・ディスタッフ(GⅠ)こそ首差で逃しましたが、一叩きされたここでは無敵でしょう。
レースは2番人気(6対5)のラ・ヴェルダッド La Verdad が飛ばし、ジュディー・ザ・ビューティーは2番手追走。その差を縮めて一気に先頭と思われた大本命ですが第4コーナー手前では逆に差を広げられてアップアップの状態。そのままラ・ヴェルダッドが後続を引き離すと、2着以下に4馬身差を付けて鮮やかに逃げ切ってしまいました。その2着には4番を追走していた3番人気(5対1)のストリート・ストーリー Street Story が追い込み、ジュディー・ザ・ビューティーはまさかの4分の3馬身差3着。
リンダ・ライス厩舎、ホセ・オルティス騎乗のラ・ヴェルダッドは、今期これで4戦4勝と絶好調の5歳馬。去年のオノラブル・ミスでは1番人気に支持されながらも6頭立ての5着に敗退していました。しかし今年は4月に前年も制したディスタッフ・ハンデ(GⅡ)で2連覇を達成すると、5月にはヴァグランシー・ハンデ(GⅢ)に勝ち、前走は一般ステークスながらダンシン・ルネー・ステークスも制して負け知らず。今年のBCではジュディー・ザ・ビューティーを逆転して短距離牝馬の女王に立つことも夢ではなくなりました。

 

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