第1回パークス・ダッシュ

一昨日のレポートで存在感を増していると伝えたフィラデルフィアのパークス・レーシング競馬場、昨日の金曜日にはパークス・ダッシュ・ハンデキャップ Parx Dash H (芝GⅢ、3歳上、5ハロン)が行われました。今年からG戦に格上げされた一戦で、創設は一昨年の2011年。第3回目にして初のGランク獲得です。
従って日記のタイトルは「第1回」ではないのですが、あまり固いことは言わずに・・・。
以前から(正確には2002年から)パークス・レーシング競馬場にはターフ・モンスター・ハンデキャップ(芝GⅢ)という芝短距離のG戦があって、私も良く利用している血統サイトではこれと混同しているようですから注意が必要です。モンスターは9月初旬のG戦、ダッシュはそのトライアル的な意味も持っています。

馬場は good 、1頭取り消しがあり6頭立て。ダッシュの前哨戦とも言うべきペンシルヴァニア・ガヴァナーズ・カップ(6月1日)に勝ったタイトゥンド・タッチダウン Tightened Touchdown が4対5の1番人気に支持されていました。
ワイルド・メモリーズ Wild Memories の逃げを2番手でマークしたタイトゥンド・タッチダウン、直線で逃げ馬を捉えるとそのまま楽勝かと思われましたが、前半は5番手で遅れていた2番人気(6対5)のベンズ・キャット Ben’s Cat が外から一気に差し脚を爆発させ、本命馬に1馬身4分の1差を付けて快勝。6馬身差が開いて3番人気(9対2)のブリッジタウン Bridgetown が3着に入りました。
キング・レザーバリー厩舎、ジュリアン・ピメンテル騎乗のベンズ・キャットは、実はパークス・ダッシュを第1回から連勝、これで3連覇の偉業達成となります。先に紹介したモンスターも去年勝っており、むしろ本命に推されなかったのが不思議なほど。前走、タイトゥンド・タッチダウンが勝ったガヴァナーズ・カップではスタートに大きな不利。それでも3着に押し上げての内容で、勝たれて見れば当然と言うべきでしょう。これで33戦22勝、実に3回に2回は勝っているという7歳の快速馬です。

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