フラクショナルの復活

9月の3週目は余り話題になる様なレースはありませんが、昨日はフランスのメゾン=ラフィット競馬場でG戦が一鞍行われました。
ラ・クープ・ド・メゾン=ラフィット La Coupe de Maisons-Laffitte (GⅢ、3歳上、2000メートル)。去年は不振に喘いでいたシリュス・デ・ゼーグル Cirrus des Aigles がランクを落として勝ち、復活の狼煙を挙げたレースでもありました。

今年は good の直線コースに8頭立て。実績では抜けた感のあるスモーキング・サン Smoking Sun が19対10の1番人気。今期初戦でダルクール賞(GⅡ)を制し、その後ガネー賞4着、シンガポールに遠征したインターナショナルで2着と気を吐き、前走はアメリカに渡ってアーリントン・ミリオン6着とGⅠを渡り歩いてきました。
レースはルメール騎乗のギャガ・エー Gaga A が逃げ、スモーキング・サンは中団待機。残り2ハロンでスパート、ゴール前1ハロンで先頭に立ったスモーキング・サンでしたが、前半は中団グループの最後に付けていた3番人気(18対5)のフラクショナル Fractional が外から伸び、ゴールでは本命馬を1馬身捉えて優勝。首差で2番人気(13対5)の3歳馬プラネテール Planetaire が3着に入りました。

アンドレ・ファーブル厩舎、マクシム・グィヨン騎乗のフラクショナルは、一昨年夏のドーヴィルでカンセー賞(GⅢ)に勝っていた馬。去年4歳シーズンは故障で棒に振りましたが、今年4月にシャンティーの条件戦で現役復帰。以後条件戦に走り続けて前々走、前走と2連勝し、1年以上となるG戦再挑戦で見事に復活を果たしました。
ゴドルフィンの所有馬ですから、1マイルから10ハロンの範囲で未だ未だ活躍の場は多いと思われます。

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