サンタ・アニタ秋開催の開幕

昨日の金曜日、カリフォルニア州最大の競馬場であるサンタ・アニタの秋開催が開幕しました。11月2日までの25日間、頂点は10月31日と11月1日に行われるブリーダーズ・カップですが、今週はそれに向けて最後のトライアルが目白押しとなります。

その先陣を切ったのが、9月26日のオープニング・デイに行われたエディー・D・ステークス Eddie D S (芝GⅢ、3歳上、6.5ハロン)。1974年にモーヴィッチ・ハンデとして創設されましたが、一昨年から往年の名ジョッキー、エディー・デラフッセーの名を冠したレース名に改名されたG戦で、もちろん今年もデラフッセー騎手が勝者へのプレゼンターを務めました。
firm の馬場に1頭が取り消して11頭立て。2月22日にカリフォルニア産馬限定ステークス(センセーショナル・スター・ステークス)に勝って以来の休養明けながら、7戦4勝2着3回とほぼパーフェクトな成績の4歳馬アンビシャス・ブルー Ambitious Brew が2対1の1番人気。2012年の勝馬で去年は3着だったアンブライドルズ・ノート Unbridled’s Note が4対1の2番人気で続きます。
4番人気(9対1)の一角グローバル・パワー Global Power がハイ・ペースでの逃げ、7番手を進んだアンビシャス・ブルーが鮮やかに抜け出して先頭に立ちましたが、前半は最後方で待機していた差し馬で6番人気(10対1)のホーム・ラン・キッテン Home Run Kitten 、外から豪快に伸びると、ゴール寸前で本命馬をハナ差交わしての逆転劇。1馬身半差の3着には、これも前半は後方2番手を進んだ3番人気(9対2)のリル・ビット・オファン Lil Bit O’Fun が食い込みました。2度目の制覇を狙ったアンブライドルズ・ノートは9着敗退。
デヴィッド・ホフマンス厩舎、ジョセフ・タラモ騎乗のホーム・ラン・キッテンは、芝の1マイルで一般ステークスに勝っており、デル・マー・ダービー(芝GⅠ)は5着だった馬。G戦は初勝利となります。

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