今週はロイヤル・アスコット
毎年6月第3週はロイヤル・アスコット開催です。今年も19日火曜日から23日土曜日まで5日間、いよいよですね。
ロイヤル・アスコットというのは、アスコット競馬場で行われる英国王室主催の競馬開催のこと。主催者の王室関係者達は、アスコット競馬場に面したウインザー城の大門から馬車を連ねてお出ましになり、終日 Ladies & Gentlemen で賑わいます。
当初は4日間でしたが、最近はレースも増えて土曜日までですね。そもそも平日の午後、連日競馬をやるということ自体、イギリスの競馬は一般労働者とは無縁の世界です。それで日曜はやらないんですからね、日本じゃ考えられません。最近は世論に負けて日曜開催もたまにありますが、まだまだ少ないみたい。
ロイヤル・アスコットなどというのは貴族の遊びの最たるもの。
私はいかに競馬好きであっても、ロイヤル・アスコットだけは行きませんね。入場料が高いし、正装することが規則。モーニングにシルクハットですよ。私が着たらチンドン屋になっちゃう。
去年までは年鑑で結果をチェックするだけでしたが、今年はネットのお陰で翌日には結果を映像で見ることが出来ます。気合を入れて観戦する予定。
尤も、ロイヤル・アスコットは世界中にナマ中継されています。先進国と呼ばれる国で中継が無いのは日本だけでしょう。日本のターフ・ヒストリアンたちが悲哀を感ずる日々。まだまだ競馬は日本には定着していない。
愚痴を言ってもしょうがないです。既に初日の出馬表が確定している様子。毎日6レース、ほとんど全てが重要なレースですが、初日はセント・ジェームズ・パレス・ステークスとクイーン・アン・ステークスが目玉ですね。
前者は3歳牡馬の1マイル戦。英愛2000ギニーダブルを達成したコックニー・レベルと仏2000ギニーの覇者アストロノマー・ロイヤルの対決。
後者は古馬の1マイル戦。去年の2000ギニー馬ジョージ・ワシントンが帰ってきます。この馬は去年末に種馬として引退したのですが、種付けに問題があるとかで現役に復帰する、その緒戦。去年の年度代表馬ですから誰もが注目。
ということで、これからの1週間は連日話題になっている馬が出て来ます。ナマ中継なら Ladies のファッションも見ものなんですが、日本ではどうも「不謹慎」ということらしいですな。
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