10月4日のアメリカ競馬(2)インディアナ編

アメリカ競馬レポート、続いてはインディアナ競馬場から2鞍を短く紹介しておきましょう。先ず第19回を迎えたインディアナ・オークス Indiana Oaks (GⅡ、3歳牝、8.5ハロン)。fast の馬場に11頭が出走し、ケンタッキー・オークス、CCAオークスと善戦してきたアンブライドルド・フォーエヴァー Unbridled Forever が2対1の1番人気。
レースはミッドナイト・ビューティー Midnight Beauty 、ソウル・タイトル Soul Title 、3番人気(7対2)のペンウィズ Penwith などが入れ代わり立ち代わりハナを争う激しい展開。そこにアンブライドルド・フォーエヴァーが追い込んで先頭に立った所に、前半後方で待機していた2番人気(7対2)のティズ・ウインディー Tiz Windy が外から急襲、本命馬に2馬身4分の3差を付けて快勝しました。4馬身4分の1差でペンウィズが3着。
カール・ナフツガー厩舎、ブライアン・ジョセフ・ヘルナンデス騎乗のティズ・ウインディーは、6月下旬のアイオワ・オークス(GⅢ)4着に続く2度目のG戦挑戦で念願のG制覇。ナフツガー調教師と言えば、2007年のケンタッキー・ダービーをストリート・センス Street Sense で制した調教師として有名ですね。

もう一鞍がインディアナ・ダービー Indiana Derby (GⅡ、3歳、8.5ハロン)。オークスの1年前に創設されているので今年は20回目。2頭が取り消して7頭立て、デビューから負け無しの3連勝で臨むアトレイデス Atreides がイーヴンの1番人気。
レースはスーパー・ダービー(GⅡ)勝馬のヴィカーズ・イン・トラブル Vicar’s in Trouble が快調に飛ばして逃げ切ったかに見えましたが、2番手をおっつけ通しで追走した5番人気(16対1)イースト・ホール East Hall のエンジンが最後で漸く掛かり、ヴィカーズ・イン・トラブルを1馬身差し切っての優勝。2馬身4分の1差で3番人気(9対2)のジャスト・コール・ケニー Just Call Kenny が3着に入りましたが、パコ・ロペス騎手が勝馬に対して異議申し立て、審議の結果着順通りでの決着となりました。アトレイデスは揉まれたまま6着敗退。
ウイリアム・カプラン厩舎、ルイス・サエズ騎乗のイースト・ホールは、これが通算で17戦4勝となるタフなせん馬。リステッド戦のオハイオ・ダービーに勝っていました。

 

 

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