最後に笑ったのは?

12月の最終日曜日、サンタ・アニタ競馬場で今年最後のG戦が行われました。坂の下りを利用して行われる独特の芝短距離戦、デイトナ・ステークス Daytona S (芝GⅢ、3歳上、6.5ハロン)。firm の馬場に2頭が取り消して9頭立て。このコースで行われたサン・シメオン・ステークス(GⅢ)を含めてステークス2勝のスイート・スワップ Sweet Swap が6対5の1番人気。
レースは最低人気(99対1)のフリート・イーグル Fleet Eagle と5番人気(14対1)のエディーズ・ファースト Eddie’s First の激しいハナ争い。スイート・スワップはこの2頭を追って3番手を追走しましたが、前半5~6番手に控えていた2番人気(3対1)のベティース・バンビーノ Bettys Bambino が一気に前を捉えると、後方3番手から更に外を回って追い込む3番人気(4対1)のリル・ビット・オーファン Lil Bit O’Fun を半馬身抑えて優勝、今年最後のG戦勝馬となりました。1馬身半差で本命のスイート・スワップは3着、やはりペースが速く追い込み馬に有利だったようです。
ピーター・ユールトン厩舎、マーチン・ガルシア騎乗のベティース・バンビーノは今年の2月に4歳でデビューしたせん馬で、今回がステークス・デビューでのG戦初勝利。サンタ・アニタの下り坂芝短距離コースはこれで5戦4勝と滅法得意にしており、前2走のアローワンス戦もこのコースで圧勝していました。追込みタイプだけに、今回の9番枠発走が有利に作用したと思われます。

 

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