アルスヴィッド、去年の雪辱果たす

今週も未だクラシックには中3週とあって、各地で最後のトライアルが行われます。また古馬戦線も各ジャンルで本格化、木曜日から日曜日までの4日間に亘って多くのG戦が行われます。
4月9日は1月中旬から行われてきたオークローン・パーク競馬場もあと残すところ3日となり、同開催の短距離G戦カウント・フリート・スプリント・ハンデキャップ Count Fleet Sprint H (GⅢ、4歳上、6ハロン)が行われました。1頭が取り消して7頭立て。一昨年のBCスプリントで3着したジェントルマンズ・ベット Gentlemen’s Bet が4対5の1番人気。去年は丸1年休養し、今年オークローンのアローワンスで復帰して2着していました。
レースは大外枠発走の4番人気(9対1)アルスヴィッド Alsvid がフライング気味に好スタートを切りましたが、直ぐにブービー人気(35対1)のピッコズ・プライド Picko’s Pride が交わして先頭。ジェントルマンズ・ベットは4番手に付けましたが、レース半ばでは付いて行けない感じでズルズル後退、結局は最下位に敗退してしまいます。直線では逃げるピッコズ・プライドを2番手で追走していた2番人気(5対2)のアイヴァン・ファルナヴァロット Ivan Fallunovalot が先頭に立った所に一旦3番手に控えていたアルスヴィッドが更に外から並び掛け、最後は4分の3馬身差を付けて優勝。4馬身4分の1差3着にピッコズ・プライドが逃げ粘りました。
クリス・ハートマン厩舎、クリス・ランデロス騎乗のアルスヴィッドは、これで通算29戦12勝となる6歳せん馬。去年のこのレースでは首差2着に惜敗しており、今年は念願のG戦初勝利を果たしました。ステークスは2歳時から毎年の様に勝っており、3歳時には4勝。2・4・5歳での1勝づつを加えれば、これで8勝目となります。今年2月のオークローンでは一般ステークス(キング・コットン・ステークス、6ハロン)でアイヴァン・ファルナヴァロットの2着、前走同じオークローンのアローワンス戦に勝っての挑戦でした。

 

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