日本フィルのあれこれ

昨日帰宅したら、日本フィルから大き目の郵便が2通届いていました。開けてみると、先般の海外公演の報告と御礼。プラハ公演のCDと創立50周年記念ガラコンサートのプログラムが入っていました。このツアーに寄付したファンだけのサービスのようです。

CDはコバケンさんの指揮したもので、まぁ、余程のコバケン・ファンでなければ薦められません。マイクがかなりオンなので、マエストロの唸り声というか、奇怪な物音が煩い代物です。家内と私の分で2枚、どうしようかしら。

それでもプラハのホールの素晴らしい音響は体感できます。特に最初の弦楽(芥川作品)は実に豊かなソノリティーで楽しめました。
プラハの聴衆はさすがに大人ですね。ゆっくりと反応し、最大限の賛辞を贈る。これは見習わなければいけません。

CDは兎も角、同封されていたプログラムが面白いですね。このガラコンは行かなかったので、初めて手にしました。
何故これが同封されていたのかというと、寄付者の名前が載っているからなんですね。何人なのか数える気にもならないけれど、従兄弟(従姉妹)の名前を二人も見つけてビックリしました。

H・F氏とW・M夫人。二人とも日本フィルの会員ではないはずですが、5年前のツアーのときも寄付されていました。普段このオーケストラを聴いているわけでもないのに、こういうときに僅かとはいえ協力して下さる。真にありがたいことです。

彼等も恐らくガラコンには行っていないでしょうから、今回の郵便で我々のことも知ったでしょうね。自分のことは棚に上げて、“○○ちゃんも寄付してる。好きねぇ”なんてね。
今度お会いしたらお礼を言っておきましょう。日本フィルの関係者というわけではないけれど、嬉しいですから。

もう一つ、このプログラムには50年史も記載されています。年表形式ですが、情報量はかなりのもの。日本フィル・コミュニティでも役に立ちそう。
それとは別に、奥田佳道氏の書き下ろし、「日本フィルの50年」も中々の読み物。改めて日本フィルの奥深さに感心しました。

ということで、今日は日本フィル・コミュニティで新しいトピック・シリーズをスタートさせました。
客演指揮者にスポットを当てるもので、メンバーが少しでも参加し易い話題にしたかったからです。渡邉暁雄といっても若い人は知らないでしょうし、知らなければ参加の仕様もありませんからね。

第1回は順番からフルネになりましたが、フルネ、マルケヴィッチ、ミュンシュなどの話題になれば、レコードを聴いている人も多いでしょう。

しかし問題もあるのです。知らない指揮者。これは書く方も判らない。超有名と完全無名の落差が大き過ぎるのですな。
やり始めてどうしようかと頭を抱えていますが、それはそれで何とかなるでしょう。

まぁ、のんびりやりますわ。いろいろ調べ甲斐があって面白そうだし。

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