UKオペラ「カルメン」

この間から「UKオペラ@シネマ」という企画が始まっていて、川崎の109シネマズでも上映されているので見てきました。
お馴染みメット・ライブ・ビューイングの対抗馬。英国版ですね。
グラインドボーン音楽祭から2本、ロイヤル・オペラ・ハウスから2本の計4作品が見られます。
今日はロイヤル・オペラ・ハウスの「カルメン」、こんなキャストでした。
カルメン/アンナ・カテリーナ・アントナッチ
ドン・ホセ/ヨーナス・カウフマン
エスカミーリョ/イルデブランド・ダルカンジェロ
ミカエラ/ノラ・アンセルム
指揮/アントニオ・パッパーノ
演出/フランチェスカ・ザンペッロ
他のキャストについては省略。2007年の上演だそうです。
メットのような舞台裏映像や歌手へのインタヴューなどはありません。冒頭に指揮者のパッパーノが簡単に内容を紹介しながら指揮台に向かうという趣向。
もう一つ。メットに比べて音量が大きく、やや現実離れした印象です。収録が大き過ぎるのか再生装置に問題があるのか。全部聴き終わるとかなり疲れます。
また幕間が短いのも慌しいです。第2幕と第3幕の間に15分の休憩が挟まれますが、この間もグラインドボーン音楽祭の紹介と他作品のダイジェストが流れますから、実質トイレ休憩はたった3分。女性には辛いところでしょう。(男性だってキツイよ)
主役の4人、適材適所というか、さすがコヴェントガーデンという水準。特に私が感心したのは、ドン・ホセのカウフマン。役への没入の凄さは圧巻でした。
全体に肉感豊かなカルメン。カルメンそのものより廻りが、ね。
他の3作品も面白そうですが、ヘンデルの「ジュリオ・チェーザレ」が本命かな。本編227分という長丁場ですから、気構え心構えが必要。
ハイライトで見た限りでは「フィガロの結婚」も良さそう。「ヘンゼルとグレーテル」は大野和士の指揮で話題になってましたが、私にはイマイチかな。ま、退屈を持て余していたら出掛けましょうか。これが108分で最短。
そうそう、今日は平日というのにかなりたくさん入っていました。日本を代表する名テナーのあの人もいてビックリ。

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