フランスも3歳馬のワン・ツー

昨日の土曜日はロンシャン競馬場でもG戦が一鞍行われています。good の馬場で行われたポルト・マイヨー賞 Prix de la Porte Maillot (GⅢ、3歳上、1400メートル)。8頭が出走し、3歳馬は3頭。エクリプス・ステークスでも強い3歳馬のイメージが強調されたためもあってか、2000ギニーに参戦して9着、前走パレ・ロワイアル賞(GⅢ)では4着のライド・ライク・ザ・ウインド Ride Like the Wind が9対5の1番人気。

スタートが最も良かったのは2番人気(14対5)の3歳馬デ・トレヴィル De Treville でしたが、直ぐに3番人気(9対2)の4歳馬ヌーゾー・カナリアス Noozhoh Canarias が交わしての逃げ。しかし後方に待機していた4番人気(48対10)の3歳馬バガドゥール Baghadur が鋭い末脚を発揮、2番手を粘るド・トレヴィルに半馬身差を付けて3歳馬のワン・ツー・フィニッシュとなりました。1馬身4分の1差でヌーゾー・カナリアスが3着に粘り、人気の3歳馬ライド・ライク・ザ・ウインドは4着。
1・2着馬は共に3歳馬であると同時に、何れもアンドレ・ファーブル師の管理馬。勝馬にはミケール・バルザロナが、2着馬にはマクシム・グィヨンが騎乗していました。勝ったバガドゥールは、その父ザンジバリ Zanzibari と同様ファーブル師のエリザベス夫人が生産した馬で、ファーブル・ファミリーの勝利でもあります。シャンティーの条件戦(ポリトラックの1600メートル)、メゾン=ラフィットのリステッド戦(芝の1300メートル)とこれで3連勝。冬場はポリトラック・コースを使われてきましたが、芝コースでも末脚が切れることを証明、これから更に活躍が期待されるスプリンター/マイラーに成長することが期待されます。

 

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