フェニックスはオブライエン師のワン・ツー

日曜日はアイルランドとフランスで2鞍づつのG戦が行われましたが、先ずアイルランドから。

カラー競馬場は good to yielding 。先に行われたのは今年最初の2歳GⅠ戦となるフェニックス・ステークス Phoenix S (GⅠ、2歳牡牝、6ハロン)。牝馬が1頭登録していましたが結局は取り消し、牡馬ばかり7頭が出走してきました。
ロイヤル・アスコットのコヴェントリー・ステークス(GⅡ)1・2着馬が実力上位との評価で、勝ったブラティーノ Buratino が11対10の1番人気。2着のエア・フォース・ブルー Air Force Blue は9対4の2番人気で続きます。

レースはブービー人気(25対1)のシックスス・センス Sixth Sense が逃げ、ブラティーノは3番手。勝負所で本命馬が先頭に立ったのは一瞬、前半5番手で待機していたエア・フォース・ブルーがスタンド側から一気に抜けると、スタンドから遠い側を6番手で追走していた5番人気(10対1)のワシントン・ディーシー Washington Dc に2馬身差を付ける快勝。ブラティーノは半馬身差3着に終わりました。
結果はエイダン・オブライエン厩舎のワン・ツー・フィニッシュで、ワシントン・ディーシーはロイヤル・アスコットのリステッド戦(ウインザー・キャッスル・ステークス)に勝った馬。またオブライエン師は前走レイルウェイ・ステークス(GⅡ)に勝ったペインテッド・クリフス Painted Cliffs (11対2、3番人気)も出走させていましたが、こちらは4着でした。

エア・フォース・ブルースにはジョセフ・オブライエンが騎乗しており、ムーア騎手が休養中の主戦格で、久し振りのGⅠ制覇となりました。2000ギニーのオッズはレース前の16対1から10対1に上がり、師はモルニー賞参戦も仄めかしています。ところでエア・フォース・ブルーには日本にいる半兄がおり、藤沢和雄厩舎所属の5歳馬シェーンメーアという牡馬。未だ1勝馬ですが、仮に弟がクラシック馬になれば、俄かに脚光を浴びることになるかも。

カラーのもう一鞍はフェニックス・スプリント・ステークス Phoenix Sprint S (GⅢ、3歳上、6ハロン)。こちらも1頭が取り消して7頭立てとなり、コモンウェルス・カップ3着、ジュライ・カップ6着の3歳馬アンセム・アレキサンダー Anthem Alexander が6対4の1番人気。元々3歳馬が強いレースで、今年は当然ながら3歳馬という前評判です。
先ず先手を取ったのは最低人気(25対1)の7歳馬ラシアン・ソウル Russian Soul でしたが、レース半ばからは3番人気(5対1)の3歳馬トスカニーニ Toscanini (日本にも同名の馬がいますが、もちろん別馬)が替って先頭。そのまま押し切る勢いでしたが、2番手を追走した2番人気(3対1)の3歳馬マトムー Mattmu がジワジワと差を詰め、ゴールでは短頭差で差し切っていました。2馬身差で4番人気(6対1)の3歳馬フォート・デル・オロ Fort Del Oro が6番手から追い込んで3着、アンセム・アレキサンダーは4番手追走のまま4着に終わりました。結局は1着から4着までを3歳馬が独占。

英国は北ヨークシャーら本拠を置くティム・イースタービー厩舎、デヴィッド・アラン騎乗のマトムーは、2歳時にフランスでクリテリウム・ド・メゾン=ラフィット(GⅡ、6ハロン)に勝っていた馬で、3着以下に落ちたのは一度(サンデー・レーン・ステークス、GⅡ)だけという堅実な馬。前走はチップチェーズ・ステークス(GⅢ)で2着でした。アラン騎手にとって、これはアイルランドでの初勝利だそうです。

 

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