カナダの女性騎手、キーンランド初日のG戦を制す

昨日、ケンタッキー州キーンランド競馬場の春開催がスタートしました。短期春開催は4月8日から29日まで月火を除く毎日、16日間で14のG戦が行われます。全米のトップを切って2歳戦が始まるのも話題の一つでしょう。

金曜日の初日に行われたG戦はトランシルヴァニア・ステークス Transylvania S (芝GⅢ、3歳、8.5ハロン)一鞍。去年は大雨で順延されたことを覚えておられる方もおられるでしょうが、今年は順調に firm の馬場で行われました。現地からの映像の解像度が極めて悪いため詳しいオッズは不明ですが、1戦1勝、キーンランド・セールで350万ドルで売却された高馬カタパルト Catapult が2倍を切るオッズで1番人気を集めていたようです。
スタートから先手を奪ったのはカナダから遠征してきた4番人気(6対1)のシャキマット Shakhimat 、直線では後続との差を更に広げ、6番手から追い込む5番人気のジェイ・アールズ・ホリデイ J R’s Holiday に3馬身4分の1差を付けて堂々の逃げ切り勝ちです。半馬身差で3番手を進んだ3番人気のインスペクター・リンレー Inspector Lynley が3着に入り、後方2番手で待機したカタパルトは5着がやっと。
ロジャー・アトフィールド師が管理するシャキマットは、デビューからずっとコンビを組んでいるエマ=ジェーン・ウィルソン騎乗。ウィルソンはカナダを代表する女性騎手で、今年34歳。カナダのダービーに相当するクィーンズ・プレートを2007年にマイク・フォックス Mike Fox で制したこともあります。シャキマットは去年のカナダ2歳最強馬決定戦ともいうべきコロネーション・フューチュリティーを9馬身差で圧勝しており、今年のクィーンズ・プレートでは大本命になる馬。キーンランドが今期デビューで、ウィルソンに2度目のプレート戴冠をプレゼントするかが大注目です。

 

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