芝の長距離戦

今週のアメリカ競馬はブリーダーズ・カップの2週前ということもあり、G戦は短期開催中のキーンランド競馬場で行われる3鞍のみ。それも木・金・土の3日間で一鞍づつという静かな週末を迎えています。

昨日10月16日のG戦は、シカモア・ステークス Sycamore S (芝GⅢ、3歳上、12ハロン)。去年は雨のためポリトラック・コースに変更され、Gも剥奪されたレースです。今年も雨天となりましたが、何とか soft の芝コースでの開催。3頭が取り消して6頭立て。今春のキーンランドでエルクホーン・ステークス(芝GⅢ、12ハロン)を制したユニタリアン Unitarian 以外は全てせん馬(取り消した3頭も)という日本では考えられないメンバー構成の中、ベルモントで芝コース12ハロンの一般ステークス(ヤンキー・アフェアー・ステークス)に勝っているレッド・ライフル Red Rifle が9対5の1番人気。
そのレッド・ライフルが逃げてレースを主導、これを2番手の内ラチ沿いで追走していた3番人気(7対2)のホリデー・スター Holiday Star が向正面で外に出し、直線では本命馬に外から並び掛けると、最後の叩き合いを半馬身制して優勝。前半3番手を進んだ5番人気(6対1)のヴィランドリー Villandry が内ラチ沿いに追い込んで半馬身差の3着。トップハンデで2番人気(2対1)のユニタリアンは末脚不発で5着に終わっています。
グレアム・モーション厩舎、今回が初コンビのロージー・ナプラヴニク騎乗のホリデー・スターは、前走パークス・レーシングの一般ステークス(プレジデンツ・カップ、芝の9ハロン)がハナ差2着、前々走サラトガの一般ステークス(ジョンズ・コール・ステークス、芝の13ハロン)でもハナ差2着と堅実なレースが続いていました。ステークスは初勝利。

 

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