快速馬ゴールデン・ミステリーは如何?
日曜日は大雪に見舞われたニューヨークでも競馬が行われたようです。アケダクト競馬場の映像を見ると、本馬場こそ雪が片付けられているものの内馬場は銀世界でした。アケダクトはG戦がないのでアメリカ全体としては影響はありません。
一方好天続きのフロリダ、2月10日はガルフストリーム・パーク競馬場で一鞍のG戦が予定通り行われました。古馬牝馬短距離路線のハリケーン・バーティー・ステークス Hurricane Bertie S (GⅢ、4歳上牝、6.5ハロン)。馬場はこの日も fast 。11頭が登録していましたが、4頭をノミネートしていたマーチン・ウルフソン厩舎が内2頭を前日にタンパ・ベイで行われた一般ステークスに回したため取り消し、最終的には9頭立てで行われています。
5対2の1番人気に支持されたのは、そのウルフソン厩舎の1頭で、同じガルフストリームで1月19日に行われた一般ステークス(フロリダ・サンシャイン・ミリオンズ・フィリー・アンド・メア・スプリント、馬場は sloppy)を圧勝したゴールデン・ミステリー Golden Mystery 。尚この前哨戦の2・3着、エマズ・アンコール Emma’s Encore 、アール・ホリデイ・ムード R Holiday Mood も出走してきました。
レースは去年のこのレース勝馬で2番人気(3対1)のアール・ホリデイ・ムードが飛ばしましたが、持ったまま3番手に控えた本命ゴールデン・ミステリーが直線で抜け出すと、2着に追い込むファンタジー・オブ・フライト Fantasy of Flight に3馬身半差を付ける楽勝でステークスに連勝。更に1馬身半差3着にはこれまたウルフソン厩舎のナカノ Nakano が入りました。ウルフソン師の1・3着です。
ルイス・サエズ騎乗のゴールデン・ミステリー(父はオウサム・アゲン Awesome Again)は今年7歳になる牝馬、実は翌日(2月11日)にケンタッキーで行われる競売に掛けられることになっており、G戦に初めて勝った時点でも予定は変わらない由。4代母はGⅠのベルデーム・ハンデに勝った馬で、近親のシルヴァー・トレイン Silver Train もBCスプリントとメトロポリタン・ハンデを制したスピード馬。結構な値段が付くのではないでしょうか。
オウサム・アゲンはローマンレジェンドの母の父でもあるし、ここは一つ大枚を叩いて輸入する日本人バイヤーがいてもおかしくなさそうですが、ネ。
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