リゾランジスはパンタル師の2連覇

不在中のヨーロッパ競馬、続いては6月29日にメゾン=ラフィット競馬場で行われたリゾランジス賞 Prix Ris-Orangis (GⅢ、3歳上、1200メートル)に行きましょう。
今年、特にフランス競馬はカレンダーが例年とは異なりますが、このGⅢ戦、去年は7月の第1週に行われましたが、一昨年はこの時期にドーヴィルで行われたもの。ローテーションが中々定まりません。

今年は good の馬場に8頭が出走し、9対4の1番人気は6歳のラヴ・スピリット Love Spirit 。前走はドーヴィルで行われたパレ・ロワイヤル賞(GⅢ)で5頭立ての5着でしたが、その前はメゾン=ラフィットで1200メートルのリステッド戦に勝っており、実績が買われての人気でしょう。
そのラヴ・スピリットが直ぐに内ラチ沿いに先頭に立ちましたが、中団に控えた最低人気(16対1)の1頭ダミラ Damila が中間地点から徐々に進出、外から本命馬に迫ると、最後の1ハロンで差し返されながらも本命馬を短頭差抑えるサプライズ。2馬身半差で3着に食い込んだプーパ・ディ・サロンノ Pupa di Saronno も最低人気で並んでいた1頭で、2番手追走からの流れ込みでした。

勝ったダミラはアレックス・パンタル厩舎、今回が初コンビとなるクリスチャン・デムーロ騎乗の3歳馬で、これで8戦2勝。初勝利は2歳時の2戦目にドーヴィルの1200メートル戦で記録したもので、今期はシャンティーのリステッド戦5着、メゾンのアンプルーダンス賞(GⅢ)6着、同じくメゾンでテクサニータ賞(GⅢ)3着、前走グロ=シェーヌ賞(GⅡ)6着を経てのG戦初勝利となります。
パンタル師は、去年のソン・セシオ Son Cesio に続いて2年連続、2度目のリゾランジス優勝となりました。

 

 

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