今週は芝コースが主役

7月9日のアメリカ競馬はアーリントン、ベルモント、デラウエア、パークスと4場で合計13鞍のG戦と盛り沢山でしたが、ほとんどが芝コースで行われたG戦がメイン。アメリカとしては数少ない芝コースの祭典といった趣の一日です。
レース数が多いので出来るだけ簡潔に、順不同でレポートして行きましょう。

今回はアルファベット順、先ずアーリントン・インターナショナル競馬場のG戦4鞍から。全て芝コースのGⅢ戦です。馬場状態は firm 、最初のモデスティー・ハンデキャップ Modesty H (芝GⅢ、3歳上牝、9.5ハロン)は1頭が取り消して7頭立て。去年の夏以降フランスからアメリカに転厩し、ここまで勝鞍は無いもののG戦でそこそこ健闘しているフォーフィレー Faufiler が8対5の1番人気。
5番人気(12対1)のシークレット・サムワン Secret Someone が逃げ、フォーフィレーは3番手の内を追走。直線でも内ラチ沿いギリギリを粘るシークレット・サムワンにこれまたインコースから迫ったフォーフィレー、最後は逃げ馬を外から捉えると、2番手追走から外を追い込む2番人気(5対2)のアルズ・ギャル Al’s Gal に1馬身4分の1差を付けて優勝。逃げたシークレット・サムワンが首差で3着に粘り、前に行った馬同士の決着となりました。
グレアム・モーション厩舎、ホセ・ヴァルディヴィア騎乗のフォーフィレーは、フランス時代はパスカル・ベイリー師が管理していたガリレオ Galileo の5歳馬。4歳の10月にアメリカでアセナイア・ステークス(芝GⅢ)で8着したあとモーション厩舎に転じ、カーディナル・ハンデ(芝GⅢ)8着でシーズン終了。今期はサンタ・アニタのロイヤル・ヒロイン・ステークス(芝GⅡ)2着から始動し、前走ベルモントのジャスト・ア・ゲイム・ステークス(GⅠ)では5着。これが仏米を通じてのG戦初勝利でもあります。

アーリントンの二つ目はスターズ・アンド・ストライプス・ステークス Stars and Stripes S (芝GⅢ、3歳上、12ハロン)。1着から3着までには8月13日に行われるアメリカン・セントレジャーへの出走権が与えられる一戦。3頭が取り消して7頭立てで、このレースを2連覇し、去年のアーリントン・ミリオン(芝GⅠ)を制したザ・ピッツァ・マン The Pizza Man が1対2の断然1番人気。
6番人気(14対1)のチップ・リーダー Chip Leader が後続を7馬身離しての大逃げ。しかし第3コーナーの手前で差は一気に詰まり、ゴールは4頭がほぼ一戦に並ぶ大激戦。写真判定の結果、5番手から4番手へと徐々に順位を上げ、内から2頭目を通った4番人気(9対1)のグリーングラスオブヨーミング Greengrassofyoming が、2番手追走から内ラチ沿いを粘ったオプラード・オール O’Prado Ole をハナ差捉えていました。4番手を進んで外から2頭目を通った5番人気(13対1)のパンプキン・ランブル Pumpkin Rumble が更にハナ差の3着に入り、大外を追い込んだザ・ピッツァ・マンも更にハナ差で4着。勝馬とは頭差程も無く、展開の綾で3連覇を逸したと言えそうです。
マイケル・メーカー厩舎、シャウン・ブリッジモハーン騎乗のグリーングラスオブヨーミングは36戦8勝、6歳馬にしてG戦初勝利。一昨年リステッド戦のステークス(レミントン・グリーン・ステークス)に続くステークス2勝目で、前走チャーチルのアローワンス戦に続く2連勝となりました。

次はアーリントン・ハンデキャップ Arlington H (芝GⅢ、3歳上、9.5ハロン)。こちらは1着馬から3着馬までにアーリントン・ミリオンへの優先出走権が与えられる一戦、やはり3頭が取り消して9頭立てとなりました。4頭が人気面で並ぶ大混戦の中、アルゼンチン産馬で前走ワイズ・ダン・ステークス(芝GⅡ)の2着馬カサクィ Kasaqui が僅かの差、3対1で1番人気。
同じく3対1でジョイント2番人気のゴー・アラウンド Go Around が逃げましたが、3番手を進んだ本命カサクィが直線で先行2頭を外から捉えると、2番手で粘る4番人気(4対1)のローマン・アプルーヴァル Roman Approval に1馬身4分の1差を付けて人気に応えました。1馬身差で後方から追い込んだジョイント2番人気でドイツ産馬のメッシ Messi が3着。
イグナシオ・コレアス厩舎、ロビー・アルバラード騎乗のカサクィは、アメリカ5戦目でステークス初勝利。アルゼンチンでは2000メートルでの勝鞍があり、19戦5勝となります。ワイズ・ダンの前、チャーチル・ターフ・クラシック(芝GⅠ)では落馬していました。

アーリントンの最後はアメリカン・ダービー American Derby (芝GⅢ、3歳、9ハロン)。これも8月13日に行われるセクレタリアート・ステークス(芝GⅠ)の前哨戦で、3着までに入線すれば優先出走権が付与されます。11頭が出走し、ケンタッキー・ダービーは17着ながらその前、ターフウェイ・パークのポリトラックでスパイラル・ステークス(GⅢ)に勝ったオスカー・ノミネイティッド Oscar Nominated が5対2の1番人気。
レースは9番人気(50対1)のウィーヴァーズ・アイス・コールド Weavers Ice Cold が逃げ、オスカー・ノミネイティッドは3番手を追走。2番手を進んだ2番人気(7対2)のテキーラ・ジョー Tequila Joe が一旦先頭に立ちましたが、前3頭の外から追い込んだ5番人気(5対1)のワン・ミーン・マン One Mean Man が鋭く伸び、本命オスカー・ノミネイティッドに半馬身差を付ける逆転劇。1馬身差でテキーラ・ジョーが3着に入りました。
バーナード・フリント厩舎、アーリントン・ハンデに続く連勝となるロビー・アルバラードが騎乗したワン・ミーン・マンは、5月28日に行われたアーリントン・クラシック(芝GⅢ)の2着馬。前走チャーチル・ダウンズで芝のアローワンス戦に勝っての2連勝、1月には一般ステークス(キース・ジー・メモリー)にも勝っていました。

一方、ベルモント・パーク競馬場では6鞍のG戦。芝コースで二つのGⅠ戦が組まれています。先ずヴィクトリー・ライド・ステークス Victory Ride S (GⅢ、3歳牝、6.5ハロン)。fast の馬場に2頭が取り消して7頭立て。ここまで2戦2勝の新星コッパ Coppa が4対5の被った1番人気。
最低人気(21対1)のベーニクス・バンク Behrnik’s Bank が逃げましたが、3番手で控えだコッパが直線で前2頭を外から捉えると、5番手から外を追い込む6番人気(13対1)のマリブー・ステイシー Malibu Stacy に首差、最後方から内ラチ沿いに伸びる5番人気(9対1)のワン・チューン・キス One Tune Kiss に更に頭差を付けて優勝、無傷の連勝記録を「3」に伸ばしました。
フィリップ・ダマト厩舎、ジョセフ・タラモ騎乗のコッパは、去年11月にデル・マーでデビュー勝ち。今年5月にはサンタ・アニタのアローワンス戦を何れも逃げ切って勝っていました。今回がステークス初挑戦での勝利。これから成長が期待される1頭でしょう。

続いては3歳牡馬のドワイヤー・ステークス Dwyer S (GⅢ、3歳、8ハロン)。8頭が出走し、ベルモントでは2戦2勝、ガルフストリームのスウェイル・ステークス(GⅡ)で2着しているエコノミック・モデル Economic Model が6対5の1番人気。
最低人気(65対1)のザ・グレート・ホワイトウェイ The Great Whiteway が逃げ、エコノミック・モデルは4番手追走。2番手を進んだ4番人気(8対1)のラオバン Laoban が先頭で直線に入りましたが、直ぐに3番手に付けていた2番人気(3対1)のフィッシュ・トラップ・ロード Fish Trappe Road がこれを外から捉えると、本命エコノミック・モデルの追撃を1馬身4分の1差抑えて優勝。ハナ差の3着には5番手から伸びた5番人気(9対1)のテール・オブ・サヴァール Tale of S’avall が食い込みました。
ブレット・カルホウン厩舎、ルイス・サエズ騎乗のフィッシュ・トラップ・ロードは、去年9月に4戦目で初勝利。2歳シーズンは一般ステークス2着で締め括りました。今期は1月にルコント・ステークス(GⅢ)で7着のあと、5月にチャーチル・ダウンズのアローワンス戦に優勝。前走ウッディー・スティーヴンス・ステークス(GⅡ)で2着し、今回は3度目のG戦挑戦での初勝利となりました。通算では9戦3勝2着3回。

そしてベルモントのG戦第三弾が、GⅠ戦の一つ、ベルモント・ダービー・インターナショナル Belmont Derby International (芝GⅠ、3歳、10ハロン)。firm の馬場にレース名の通り海外からの遠征馬を含めて13頭立て。アイルランドからエイダン・オブライエン師が送り込んだ2頭の中から、3連勝のあとロイヤル・アスコットのターセンテナリー・ステークス(GⅢ)で3着したロング・アイランド・サウンド Long Island Sound が5対2の1番人気。
1番枠スタートのブービー人気(59対1)タフェスト・オンブレー Toughest ‘Ombre が逃げましたが、これを2番手で追走した大外枠発走のジョイント3番人気(6対1)ドーヴィル Deauville がスムースに第4コーナーで交わしてリードを広げ、最後方から急襲する同じ3番人気のハイランド・スカイ Highland Sky の追撃を首差凌いでのGⅠ勝ち。1馬身4分の1差で5番手から伸びた5番人気(8対1)のビーチ・パトロール Beach Patrol が3着に入り、ロング・アイランド・サウンドは6番手追走のまま6着に終わりました。
勝ったドーヴィルはオブライエン厩舎が送りこんだもう1頭で、ジェイミー・スペンサー騎乗。アメリカでの初戦を見事に制しました。2歳時にはタイロス・ステークス(GⅢ)に勝ってロイヤル・ロッジ・ステークス(GⅡ)で2着。3歳の今年もダンテ・ステークス(GⅡ)で2着し、ダービーは11着に終わっていたものの、見事なリバウンドでGⅠタイトル獲得です。

次はかつてのGⅠ戦、古馬ハンデ三冠の一つとして知られていたサバーバン・ハンデキャップ Suburban H (GⅡ、4歳上、10ハロン)。1頭が取り消して7頭立てとなり、ドバイ・ワールド・カップ(GⅠ)の2着馬ムブタヒージ Mubtaahij が僅かの差で2対1の1番人気。
5番人気(11対1)のサムラート Samraat が逃げてペースをスローに落し、ムブタヒージは5番手から。第3コーナーで2番手を追走していた2番人気(本命と同じ2対1)のエフィネックス Effinex が逃げ馬に並び掛けましたが、サムラートも渋太く粘ってここからは2頭のマッチレース。最後まで熾烈な叩き合いが続きましたが、ゴールではエフィネックスがサムラートを首差競り落としての優勝。人気のムブタヒージも内ラチ沿いに追い上げましたが1馬身4分の1差及ばず3着に終わりました。
ジェームス・ジャーケンス厩舎、マイク・スミス騎乗のエフィネックスは、去年に続きサバーバン2連覇。前回の2連覇はジャーケンスの父アランが調教した1993年と1994年のデヴィル・ヒズ・デュー Devil His Due で、サバーバン130回の歴史の中でも2連覇は1926-27年のクルセイダー Crusader に続く3頭目の快挙となりました。5歳馬エフィネックスにとって、これがG戦5勝目。

ダービーに続いてベルモント・オークス・インヴィテーショナル Belmont Oaks Invitational (芝GⅠ、3歳牝、10ハロン)は、勝馬にBCフィリー・アンド・メア・ターフへの優先出走権が付与されるトライアル。13頭が揃い、2レース前のダービーを制したオブライエン厩舎のバリードイル Ballydoyle が2対1の1番人気。去年のマルセル・ブーサック賞勝馬で、1000ギニーの2着馬。前走仏オークスは6着に終わり、10ハロンの距離に不安は残ります。
大外枠発走の2頭がダッシュ良く飛び出し、2番人気(3対1)のキャッチ・ア・グリンプス Catch a Glimpse が逃げ、オブライエン厩舎の副将格で6番人気(16対1)のクールモア Coolmore が2番手を追走。第3コーナーでクールモアが先頭に並び掛けようとしましたが、キャッチ・ア・グリンプスはこれを突き放し、5番手から追い込む3番人気(4対1)のタイム・アンド・モーション Time and Motion に半馬身差を保っての鮮やかな逃げ切り勝ち。3馬身4分の3差で力負けした感のクールモアが3着に入り、同厩の本命バリードイルは距離不安が的中したか、後方4番手追走も13着最下位に終わっています。勝時計はダービーを上回り、牝馬優位を思わせる結果でした。
マーク・カッセ厩舎、フロラン・ジェルー騎乗のキャッチ・ア・グリンプスに付いては付け加える人も無いでしょう。去年のカナダの代表馬で、アメリカでのGⅠ勝ちはBCジュヴェナイル・フィリーズ・ターフに続いて2勝目。芝では8戦8勝、先月のペン・マイル(芝GⅢ)では牡馬を一蹴しており、今回が初距離となる10ハロンでも問題ないことを証明して見せました。今年のBCでも中心的存在になることは間違いないでしょう。

ベルモントの最後はベルモント・スプリント・チャンピオンシップ Belmont Sprint Championship (GⅢ、3歳上、7ハロン)。2頭が取り消して7頭立て。これが今期初戦となるプライヴェイト・ゾーン Private Zone が6対5の1番人気。去年のこのレースの覇者で、フォアゴ・ステークス(GⅠ)の勝馬。去年はBCスプリントでも2着していましたが、管理するブライアン・リンチ師のマリファナ疑惑で予定していたトゥルー・ノース・ステークス(GⅡ)から除外。漸く今期初出走が認められた7歳せん馬です。
そのプライヴェイト・ゾーンがダッシュ良く先頭に立って逃げ切りを図りましたが、4番手追走からポッカリ開いたインコースを衝いて抜け出した4番人気(5対1)のエー・ピー・インディアン A.P.Indian が、3番手から外を通って追い込む2番人気(5対2)のマーキング Marking を頭差抑えて優勝。4馬身4分の1差で後方2番手から3番人気(3対1)のレディー・フォー・ライ Ready for Rye が3着に食い込み、調整が順調とは言えなかったプライヴェイト・ゾーンは4着敗退。
アルノー・ドラクール厩舎、ジョー・ブラーヴォ騎乗のエー・ピー・インディアンは、5月モンマスの一般ステークス(デカスロン・ステークス)、6月パークス・レーシングの一般ステークス(ドナルド・レヴァイン・メモリアル)に続くステークス3連勝で、G戦は初勝利となる6歳せん馬です。

未だ土曜日のアメリカ競馬は終わりません。デラウエア・パーク競馬場でも2鞍のG戦が行われ、先ずロバート・G・ディック・メモリアル・ステークス Robert G. Dick Memorial S (芝GⅢ、3歳上牝、11ハロン)は、firm の馬場に1頭が取り消して7頭立て。去年9月、モーション厩舎時代にサンタ・アニタでロデオ・ドライヴ・ステークス(芝GⅠ)に勝っているフォト・コール Photo Call がイーヴンの1番人気。
4番人気(11対1)のセーヴィング・アカウント Saving Account の逃げを2番手で追走していたフォト・コールが第3コーナーで先頭に立ったところ、3番手を追走していた2番人気(9対5)のリアル・スマート Real Smart が外から本命馬を交わし、そのまま2馬身差を付ける逆転勝ち。更に1馬身4分の1差で4番手から追い込んだ5番人気(21対1)のスウェア・バイ・イット Swear by It が3着に入りました。
グレアム・モーション厩舎、、エドガー・プラード騎乗のリアル・スマートは、3歳の去年までは英国で走り、6戦1勝だった4歳馬。5月13日にベルモントのアローワンス戦でアメリカ・デビューを飾り、前走同じベルモントのアローワンス戦では2着でした。これがG戦初勝利で、通算成績は9戦3勝。

そしてデラウエア・オークス Delaware Oaks (GⅢ、3歳牝、8.5ハロン)。突然の雨でスタートは30分遅れとなり、馬場も sloppy と悪化。1頭が取り消して8頭立てとなり、4連勝のあと前走一般ステークス(アワ・ミムズ・ステークス)で2着しているブラウズ Browse が2対1の1番人気。
そのブラウズが馬場状態もあってスタートから飛ばしましたが、4番手を追走していたジョイント2番人気(5対2)のダーク・ナイル Dark Nile が第3コーナーで一気にスパート、先頭で直線に入ると、後方から追い込む6番人気(17対1)の伏兵ア・プレイス・トゥー・シャイン A Place to Shine に1馬身4分の1差を付けて優勝。更に1馬身4分の1差で5番手を追走したジョイント2番人気のキンスリー・キッシズ Kinsley Kisses が3着に入り、ブラウズはバテて7着敗退。
勝ったダーク・ナイルは、ベルモントでスプリント・チャンピオンシップを制したばかりのアルノー・ドラクール師が管理し、ダニエル・センティーノ騎乗。1月にタンパ・ベイの6ハロン戦でデビューして3着でしたが、そのあとは今回の本命馬を破ったアワ・ミムズを含め、これで4連勝となります。もちろんG戦は初勝利。

土曜日のアメリカ競馬、漸く最後のパークス・レーシング競馬場に辿り着きました。パークス・ダッシュ Parx Dash (芝GⅢ、3歳上、5ハロン)は yielding と渋った芝コースに2頭が取り消して8頭立て。前走ベルモントでジャイプル・インヴィテーショナル(芝GⅢ)を1番人気で勝って穴を開けたピュア・センセーション Pure Sensation が今回は9対5の1番人気。
前走同様スタートから主導権を握ったピュア・センセーション、入れ替わる後続を尻目に、2着以下に2馬身4分の1差を付ける逃げ切り勝ちでG戦に2連勝、堂々人気に応えました。2~3番手を追走していた4番人気(5対1)の豪州馬パワー・アラート Power Alert が2着に入り、更に2馬身差で後方から追い込んだ2番人気(3対1)のベンズ・キャット Ben’s Cat が3着。
クリストフ・クレメント厩舎、ケンドリック・カームーシュ騎乗のピュア・センセーションは、去年9月のパークス・レーシングでもターフ・モンスター・ステークス(芝GⅢ)に勝っており、G戦は3勝目となる5歳せん馬です。

 

 

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