サラトガも愈々最終週

今週のアメリカ競馬は、東西とも夏開催が閉幕。月曜日がレイバー・デイの休日とあって、土曜日から月曜日までが最後の夏競馬となります。

その3日間を前に、9月2日にはサラトガ競馬場でウィズ・アンティシペイション・ステークス With Anticipation S (芝GⅡ、2歳、8.5ハロン)が行われました。2005年創設、今年が未だ11回目と言う歴の浅い一戦で、2011年にGⅡに現在の格上げされてからは5回目となります。
2歳の芝戦では今期最初のG戦、firm の馬場に6頭が出走し、前走人気薄ながら後方一気の追い込みで2着以下に4馬身半差を付けてデビュー勝ちしたサイト・リード Site Read が3対5の1番人気。
レースは5番人気(15対1)のネックスト・シェアーズ Next Shares が逃げ、そのまま直線でも良く粘りましたが、前半内の4番手を進んだ4番人気(11対1)のアザール Azar が内ラチ沿いに差を詰め、最後は外に出してネックスト・シェアーズを4分の3馬身差し切っての優勝。2馬身半差で3番人気(7対2)のアンブライドルド・ダディー Unbridled Daddy が3着に入り、サイト・リードは一旦3番手まで上がったものの、4着敗退。
これがこのレース4勝目となるトッド・プレッチャー厩舎、ジョン・ヴェラスケス騎乗のアザールは、これが3戦目での初勝利。7月のベルモントでデビューしましたが7着、前走8月16日の未勝利戦では逃げ、同厩のアンブライドルド・ダディーに差し切られて2着でした。プレッチャー厩舎は未勝利馬をG戦に使うというケースは希ですが、経験馬の少ないここでは同馬の経験が活きたということでしょう。

 

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