シー・セイジ、まんまの逃げ切り勝ち

三連休の中日、日曜日のアメリカ競馬G戦はサンタ・アニタ競馬場のチャールズ・ウィッティンガム・ステークス Charles Whittingham S (芝GⅡ、3歳上、10ハロン)一鞍でした。去年までは12ハロンでしたが今年は一気に2ハロン短縮、2013年にGⅠからGⅡに降格されたものの、未だGⅠ級のメンバーが揃う好レースが期待されます。
firm の馬場に10頭立て、ブラジルの三冠馬で前走のサン・フランシスコ・マイル(芝GⅢ)は微差3着。本来の活躍の場である10ハロン以上の距離ではアメリカ初戦となるバル・ア・バリ Bal a Bali が7対5の1番人気。
レースは6番人気(11対1)のシー・セイジ Si Sage が逃げ、バル・ア・バリは3番手追走。しかしペースが絶妙だったこともあり、逃げ馬の脚色は衰えること無く直線。リードを保ったまま4番手から伸びる9番人気(30対1)のパテンター Patentar に2馬身半差を付けて鮮やかに逃げ切ってしまいました。半馬身差で7番手から追い込んだ7番人気(20対1)のモンテゴ・ベイ Montego Bay が3着に入り、バル・ア・バリは伸びを欠いて4着敗退。ターフ・クラシックを制したGⅠ馬で2番人気(4対1)のフィネガンス・ウェイク Finnegans Wake も5着と、人気馬総崩れのウィッティンガムです。
このレース初勝利で感慨深気なジェームス・キャシディー厩舎、今回が初コンビとなるマイク・スミス騎乗のシー・セイジは、フランス産の6歳牡馬。2013年にフランスからアメリカに転厩してから12連敗と不振が続いていましたが、それは得意の長距離戦に恵まれなかったから。去年は今回と同じ距離のラスト・タイクーン・ステークス(芝GⅢ)を40対1の大穴で制しており、それ以来のG戦勝利。距離が延びれば侮れない存在であることを証明した形で、今回の11対1というオッズは馬券ファンにとっては極めて美味しい結果でした。

 

 

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