2016サラトガも開幕

先週開幕したカリフォルニアのデル・マーに続き今週金曜日、7月22日にニューヨークの夏競馬サラトガ開催がスタートしました。オープニング・デイのG戦は2鞍です。

第8レースとして行われたスカイラーヴィル・ステークス Schuylerville S (GⅢ、2歳牝、6ハロン)が今年のサラトガ最初のG戦、fast の馬場に1頭が取り消して8頭のフレッシュなメンバーが揃いました。8対5の1番人気に支持されたのは、6月18日にモンマス・パークの5ハロン・デビュー戦で2着以下に7馬身差を付けて圧勝したスイート・ロレッタ Sweet Loretta でした。
本命馬は余りスタートが良くなく、やや離された6番手からの競馬。7番人気(23対1)のインスパイアード・フライト Inspired Flight が逃げましたが、徐々に差を詰めたスイート・ロレッタが大外から伸び、これも後方2番手から伸びる6番人気(22対1)のファン Fun に4馬身4分の1差を付け、2歳馬らしからぬレース振りで人気に応えました。更に1馬身半差で5番手を進んでいた4番人気(5対1)のハーランズ・サンダー Harlands Thunder が3着。
このレース6勝目となるトッド・プレッチャー厩舎、ジョン・ヴェラスケス騎乗のスイート・ロレッタは、これで2戦2勝。リーディング・サイアーのタピット Tapit 産駒で、母がカナダのチャンピオン2歳牝馬と姉妹という筋金入りの血統です。

次いで第9レースがレイク・ジョージ・ステークス Lake George S (芝GⅡ、3歳牝、8.5ハロン)。firm の芝コースでしたが4頭が取り消して8頭立て。こちらもここまで3戦無敗のエンシェント・シークレット Ancient Secret が2対1の1番人気。
レースは5番人気(9対1)のスカイ・マイ・スカイ Sky My Sky が逃げ、エンシェント・シークレットは4番手追走。第3コーナーでは3番手、第4コーナーで前の2頭を外から捉えたエンシェント・シークレットが直線でも後続を寄せ付けず、6番手から追い込む同厩で2番人気(5対2)のエリシアズ・ワールド Elysea’s World に1馬身4分の1差を付けて人気に応えました。1馬身差の3着には後方2番手から追い込んだ7番人気(12対1)のアウトサイダー・アート Outsider Art が食い込んでいます。
ワン・ツー・フィニッシュとなったチャド・ブラウン厩舎、イラッド・オルティス騎乗のエンシェント・シークレットは、去年秋にベルモントの芝コースでデビュー勝ち。暫く間が開いて今年5月、7ハロンのアローワンス戦で2勝目を挙げ、前走6月19日にベルモントで一般ステークス(ワイルド・アプローズ・ステークス)も連勝して4戦4勝。芝の3歳牝馬に新たなスターが誕生したという印象です。

 

 

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