オークローンは任せとけ、ボブ・バファート師

1月13日に始まったアーカンソー州オークローン・パーク競馬場の冬/春開催も愈々最終週を迎えました。フィナーレ・14日のアーカンソー・ダービーを頂点に、今週は水・金・土の3日間に亘ってグレード・レースが組まれる「フェスティヴァル」でもあります。
昨日はその第一弾、ファンタジー・ステークス Fantasy S (GⅡ、3歳牝、8.5ハロン)が行われました。去年は9ハロン戦でしたが、今年は約100メートル短い距離で行われます。メイン・コースの馬場状態は fast 、1頭が取り消し、7頭が出走してきました。

このレースにはここオークローン競馬場で行われたトライアル戦であるハネービー・ステークス(GⅢ)を制したオン・ファイア・ベビー On Fire Baby が出走してくると思われていましたが、管理するハートレージ調教師がここはパスして直接ケンタッキー・オークスに向かう意向を表明。中心馬不在の様相を呈してきたため、バファート、プレッチャー、モットなど錚々たる名門厩舎が其々の新星を送り込んで興味ある一戦となりました。
その中で7対5の1番人気に支持されたのが、オークローン競馬場で抜群の成績を誇るボブ・バファート厩舎のマンマ・キンボー Mamma Kimbo 。2月18日にサンタ・アニタ競馬場の新馬戦を5馬身半差で快勝した馬で、それ以来の出走。またバファート師はジェミーマズ・パール Jemima’s Pearl を加えて2頭出しで臨みました。
ハネービーの2着馬エイミーズ・ディニー Amie’s Dini が実績から2番人気(2対1)、以下モット厩舎のオフ・リミッツ Off Limits (9対2、3番人気)、プレッチャー厩舎のウエイト・ティル・ドーン Wait Til Dawn (5対1、4番人気)が続きます。

1番枠からスタート良く飛び出した本命マンマ・キンボーが先手、これも8番枠から好スタートを切ったエイミーズ・ディニーが2番手でマークする展開。レースは淡々と進みます。
直線手前、エイミーズ・ディニーが差を詰めに掛かりますが、絶好調マイク・スミス騎乗のマンマ・キンボーの脚色は衰えず、そのまま1馬身4分の1差を保っての逃げ切り勝ち。2着もエイミーズ・ディニーがジェミーマズ・パールの追撃を4分の3差抑え、行った行ったの競馬。
1999年にエクサレント・ミーティング Excellent Meeting でファンタジーを制しているバファート師は2度目の勝利、今回は1・3着と満足な結果だったでしょう。鞍上スミス騎手は去年のジョイフル・ヴィクトリー Joyful Victory に続く2連覇、通算では3度目のファンタジー優勝となりました。
前記の通りマンマ・キンボーは未だこれが2戦目、陣営は当然ながらケンタッキー・オークスを狙います。バファート師は去年のオークスをプラム・プリティー Plum Pretty で制覇、そのプラム・プリティーは明後日行われるアップル・ブロッソム・ハンデに出走を予定しています。

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1件の返信

  1. まとめteみた.【オークローンは任せとけ、ボブ・バファート師】

    1月13日に始まったアーカンソー州オークローン・パーク競馬場の冬/春開催も愈々最終週を迎えました。フィナーレ・14日のアーカンソー・ダービーを頂点に、今週は水・金・土の3日間に

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