プレッチャー厩舎の新星

日曜日のG戦は、サラトガとデル・マーで一鞍づつが行われました。

先ずサラトガ競馬場はサンフォード・ステークス Sanford S (GⅡ、2歳、6ハロン)。1913年創設、サラトガ競馬場開設当時の大オーナーだった実業家ステファン・サンフォードを記念して命名された一戦。牡馬が出走できるサラトガの2歳戦は、このサンフォード、サラトガ・スペシャル、ホープフルの3レースで三冠を構成します。
今年の勝馬はオーヴァードリヴン Overdriven 。6頭立て。前半2番手、3コーナーで先頭に並び掛け、2着パワー・ワールド Power World に4馬身差を付ける楽勝。これで2戦2勝、プレッチャー厩舎の去年のスター、アンクル・モー Uncle Mo (オーナーも同じ)と比較される存在に成長するかが楽しみになってきました。
調教師は前記のようにトッド・プレッチャー、サンフォードは5勝目、過去8年では4度目の勝利となります。騎手はジョン・ヴェラスケス。プレッチャー/ヴェラスケス・コンビは、サラトガ開幕日のスカイラーヴィルをジョージーズ・エンジェル Georgie’s Angel で制しており、幸先良い夏開催となりましたね。

一方、デル・マー競馬場はサン・クレメンテ・ハンデキャップ San Clemente H (芝GⅡ、3歳牝、8ハロン)。このレースの歴史はよく判りません。少なくとも1960年代の終わりには開催されていて、1994年からGⅢに格付けされたようです。1996年以降GⅡに格上げ。芝コースのマイル戦ということで、ヨーロッパから移籍した馬が勝つことの多い一戦。サン・クレメンテは、カリフォルニアの有名なビーチで観光スポット。
今年の勝馬はアップ・イン・タイム Up In Time 。10頭立て。最内1番枠から出て5番手追走、直線入り口で巧く外に回し、外からスタートして逃げた(19対10で2頭並んだ)1番人気ミズディレクション Mizdirection を1馬身4分の1差捉えて優勝。最近イギリスから転入してきたばかりの馬で、11対1のサプライズでした。同じ1番人気の無敗馬サラーズ・シークレット Sarah’s Secret は6着敗退。
調教師はサイモン・キャラガン、騎手はラファエロ・ベジャラノ(ベハラノ)。

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