カナダ年度代表馬の貫録

4月短期開催のキーンランド競馬場、今週も木曜日から日曜日までの4日間は連日の様にG戦が組まれています。
ところで開幕週の先週はレース画像の画質が極めて劣悪でオッズやレース展開がほとんど見えず、英国の競馬新聞電子版などを参考にしながら記事をまとめたものでした。

ところが昨日の結果、アパラチアン・ステークス Appalachian S (芝GⅢ、3歳牝、8ハロン)の映像を見てビックリ、一転して高画質のハイ・ディフィニション映像になっているではありませんか。思い直して先週のブルー・グラスをもう一度見直した所、HDではないものの鑑賞に堪えるまでに回復。レポートのやり直しをしようかと思ったほどでした。
ということで日本中央競馬会がスポンサーを務めるアパラチアン、firm の馬場に1頭が取り消して10頭立て。最近発表された去年のカナダの代表馬選考で年度代表馬にも選ばれたキャッチ・ア・グリンプス Catch a Glimpse が3対5の1番人気。勝てば5連勝、G戦も4連勝となります。
レースは最低人気(89対1)のレコグニション Recognition の逃げで始まり、キャッチ・ア・グリンプスは3番手追走。前の2頭に外から並び掛けて直線に向かうと、コースを内ラチ沿いに取った本命馬、5番手から追い込む3番人気(6対1)のエイヴァズ・キッテン Ava’s Kitten を4分の3馬身抑えて年度代表馬の貫録を見せ付けました。半馬身差で4番手を進んだ6番人気(23対1)のアウトサイダー・アート Outsider Art が3着。
マーク・カッセ厩舎、フロラン・ジェルー騎乗のキャッチ・ア・グリンプスは5連勝。去年のBCジュヴェナイル・フィリーズ・ターフ、今年初戦のヒアカムズザブライド・ステークス(芝GⅢ)を含めてアメリカのG戦も3連勝となります。年度代表馬の他にカナダの最強2歳牝馬、カナダ最強芝牝馬のタイトルも獲得した同馬、次なる目標はケンタッキー・オークス開催に組まれているエッジウッド・ステークス(芝GⅢ)になる由。

 

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