ヘルダーリンで繋がるブラームスとレーウ
先週末はパソコンから離れていましたので、プロムスも二日間はお休みしていました。今日からまた聴き始めますが、遅れた分はゆっくり取り戻していきましょう。
今回は8月4日のプロム26。未だ26日間は残っています。
8月4日 ≪Prom 26≫
ブラームス/ピアノ協奏曲第2番
~休憩~
ラインバルト・デ・レーウ/夜のさまよい人 Der nächtliche Wanderer (イギリス初演)
BBC交響楽団 BBC Symphony Orchestra
指揮/オリヴァー・ナッセン Oliver Knussen
ピアノ/ピーター・ゼルキン Peter Serkin
前半のブラームスを弾くゼルキンは、2013年のストラヴィンスキーの2曲に続いてプロムス二度目の登場。前回もナッセンの指揮でしたね。
極めて遅いブラームス演奏で、私は録音も含めてこんなにゆっくりした第2ピアノ協奏曲は初めて聴きました。そのためか、アンコールは無し。
後半は1938年生まれ、指揮者、ピアニストとしても活躍しているオランダの作曲家レーウの作品。NMLでもレーウは演奏家として聴けるだけで、彼の作品は余り演奏される機会がないようです。
最近はサティ弾きとして有名なようで、ホームページはこちら↓
http://www.herzberger-artists.com/de%20leeuw.htm
今回が英国初演となる「夜のさまよい人」は、ヘルダーリンの同名の詩に基づいて書かれたもの。ヘルダーリンの詩にはブラームスも運命の歌に作曲していますから、この演奏会はヘルダーリンで繋がる二人の作曲家というコンセプトでしょう。
2014年にアムステルダムで初演され、何の手がかりも無く聴いていると、犬の吠え声や鉄砲の様な音、更には増幅された男性の朗読などが次々と登場してくる45分ほどの大作です。
出版社は何処なのか、等々も全く情報の無いラインバルト・デ・レーウでした。
と言うことで、今日はこれだけ。明日からは二日分づつ聴いて、数日で後れを取り戻す積りです。
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