仏オークスへ最初のトライアル
続いてフランス競馬レポートです。昨日は去年の仏オークス馬ラ・クレソニエール La Cressonniere の引退が報じられましたが、正にその日、今年の仏オークスに向けた最初のトライアルG戦が行われました。
サン=クルー競馬場のペネロープ賞 Prix Penelope (GⅢ、3歳牝、2100メートル)。good の馬場に7頭が出走し、ここまで3戦2勝のリズミック Rhythmique が8対5で1番人気。2歳時にドーヴィルの1900メートルで初勝利を挙げ、今期初戦の条件戦も1番人気で快勝した馬です。
逃げたのは、3番人気(47対10)のリッスン・イン Listen In 。これを2番手で追走した本命リズミックが残り1ハロンで先頭に立ちましたが、粘るリッスン・インが再び差し返した所、最後方に控えていた2番人気(41対10)のシスターチャーリー Sistercharlie が外から一気に足を伸ばし、リッスン・インに1馬身差を付ける差し切り勝ち。ハナ差の接戦でリズミックは3着でした。
勝ったシスターチャーリーはアレックス・パンタル厩舎、マクシム・グィヨン騎乗。去年12月にドーヴィルの1900メートルでデビュー勝してシーズンを終了。今期初戦、サン=クルーのリステッド戦(ローズ・ド・メ賞、2000メートル)は4着でしたが、続くサン=クルーの条件戦(2100メートル)に優勝。前々走のリステッド戦に勝ったミュージック・ラヴァー Music Lover は今回微差4着でしたから、シスターチャーリーが一叩きされて変わり身があったことは確かでしょう。
パンタル師は、“仏オークスは出るか出ないかではなく、直行するかサン・タラり賞を使うか、だ”と明言しました。シスターチャーリーの父はマイボーイチャーリー Myboycharlie 、その産駒は去年のキャンブロック Camprock に続く2連覇となります。
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