メゾン=ラフィットの金杯

凱旋門賞をメインとする平場競馬の祭典を来週末に控え、フランスの競馬は嵐の前の静けさという状態を呈しています。
そんな中、金曜日のメゾン=ラフィット競馬場でラ・クープ・ド・メゾン=ラフィット(GⅢ、3歳上、2000メートル)が行われました。かつては文字通り、ラ・クープ・ドール La Coupe d’Or (金杯)と呼ばれたレースです。

当初10頭の登録がありましたが2頭が取り消し、8頭立て。

ここは順当に堅実なチンチョン Chinchon が勝ちました。6対5の1番人気。
2着は4分の3馬身差でパットニー・ブリッジ Putney Bridge 、3着が更に1馬身差でサン・チチ Sans Chichi の順。

勝馬は去年のフランス・ダービー5着馬で、これまで堅実に走っては来たもののパターン・レース優勝はこれが初めて。勝利そのものも1年半振りです。

調教師はカルロス・ラッフォン=パリアスさん、ヴェテランのジェラール・モッセが騎乗していました。

この後はコンセイユ・ド・パリ賞を目指し、更には海外遠征を続ける由。
今シーズン、既にチンチョンは二度も海外の競馬を使い、香港のクィーン・エリザベスⅡ世杯、アメリカはベルモントのマンノウォー・ステークスでも好走していますから、遠征は手馴れたものでしょう。

 

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