2017愛2000ギニーの枠順

今週末は、ヨーロッパ・ギニー戦線の最後としてアイルランドのカラー競馬場で愛2000ギニーと愛1000ギニーが行われます。
土曜日に行われる愛2000ギニーの枠順が発表されましたが、何と6頭立てという少頭数のクラシックになってしまいました。

1 ランカスター・ボンバー Lancaster Bomber
2 サンダー・スノー Thuder Snow
3 スピリット・オブ・ヴァラー Spirit Of Valor
4 グラストンバリー・ソング Glastonbury Song
5 アイリッシュコレスポンダント Irishcorrespondent
6 チャーチル Churchill

愛ギニーかダビーかの選択に迫られていた英2000ギニー馬のチャーチル、最終的に1マイル半は回避してこちらに回ってきたため、1週間前には50頭以上の予備登録があったギニーでしたが大多数が断念。最終的に6頭しか残りませんでした。
私が見たクラシックで最も頭数が少なかった1971年の2000ギニーも6頭立てでしたが、この時はブリガディア・ジェラード Brigadier Gerard がミル・リーフ Mill Reef を3馬身破って優勝し、3着にマイ・スワロー My Swallow 、4着がミンスキー Minsky と極めてレヴェルの高い、スリリングなクラシックだったことを思い出します。

残念ながら今年は2強対決の様な構図ではなく、チャーチルがどんな内容でギニー連覇を達成するかが見所と言うのがレース前評価。只今現在で3頭出しオブライエン厩舎のジョッキーは決まっていませんが、ライアン・ムーアがチャーチルを選ぶのは間違いないでしょう。
オブライエン厩舎の残り2頭は、2000ギニー4着のランカスター・ボンバーと、同8着のスピリット・オブ・ヴァラー、どちらも勝負付けは済んだ馬たちで、ペースメーカーを務める馬かも。

勇敢にオブライエンのギニー・ダブルを阻もうと立ち上がったのは3厩舎。中ではマイケル・ハルフォード厩舎のアイリッシュコレスポンダントが最も不気味な存在で、今期デビューして2戦2勝と底を見せていません。但しG戦は初挑戦です。
G戦経験という意味では、ゴドルフィンのサンダー・スノーに注目。去年のデューハーストではチャーチルの4着に敗れましたが、その後クリテリウム・ド・サンクルーに優勝し、今期はUAEダービー制覇からケンタッキーダービーに参戦するも、スタート直後にレースを中止しました。一度勝負付けが付いていること、アメリカ遠征の疲れを考えれば、逆転の可能性は少ないようにも思えますが・・・。
ゲイリー・ライオンス厩舎が挑むグラストンバリー・ソングは3戦2勝、この馬もG戦は初体験となります。

 

 

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