アイルランド平場シーズン最後のG戦
前日平場G戦を終えたイギリスに続き、昨日はアイルランドもシーズン最後のG戦を終えました。10月23日にレバーズタウン競馬場で行われたキラヴュラン・ステークス Killavullan S (GⅢ、2歳、7ハロン)です。
馬場は yielding 、所により good to yielding という状態で、2頭が取り消して7頭立て。人気は割れて、2頭が3対1の1番人気に並んでいました。1頭は、カラー6ハロンのデビュー戦勝利が目を惹いたボルジャー厩舎のホーリスティック・アプローチ Holistic Approach 。もう1頭が2戦目で未勝利を脱したウェルド厩舎のメイキング・ライト Making Light で、出走馬中唯一の牝馬です。オブライエン厩舎も3頭を出してきましたが、評価は人気2頭には及びません。
今回もチームを組んで臨んだオブライエン軍団、先ず最低人気(25対1)のパイプス・オブ・ピース Pipes of Peace がペースメーカーとなり、5番人気(7対1)のタジ・マハール Taj Mahal が2番手を追走。これを3番手で追走したメイキング・ライトが捉え、後方から追い込むオブライエン厩舎の3番人気(7対2)スピリット・オブ・ヴァラー Spirit of Valor に1馬身差を付けて優勝。首差でタジ・マハールが3着に粘り、何だかんだと言ってもオブライエン厩舎は2・3着でした。人気のもう1頭ホーリスティック・アプローチは、後方の儘7着最下位に敗退。
勝馬を管理するデルモット・ウェルド師は、このレース7勝目。4年前にもビッグ・ブレイク Big Break という牝馬でこのレースを制していました。騎乗したパット・スマーレンは、ビッグ・ブレイクも含めて4勝目。同馬はダンダルクのデビュー戦こそ5着でしたが、前走ライムリックの未勝利戦では2着以下に8馬身差を付ける圧勝。ここまでの3戦は何れも7ハロン戦です。来年はクラシック・トライアルを使ってから様子を見るとのこと。冬場の成長を待ちましょう。
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