アシュレイラヴズシュガー、二度目のチャールズ・ウィッティンガム

3連休のアメリカ、5月28日の日曜日はG戦2鞍です。

先ずローン・スター・パーク競馬場のローン・スター・パーク・ハンデキャップ Lone Star Park H (GⅢ、3歳上、8.5ハロン)は、雨で泥んこになった muddy の馬場に取り消しも無く5頭立て。去年はケンタッキー・ダービーまで駒を進めたダンジング・キャンディー Danzing Candy が1対5の断トツ1番人気。
泥馬場は早い者勝ち、スタートから先手を取ったダンジング・キャンディーが、3番手追走の2番人気(5対2)テキサス・クローム Texas Chrome に4馬身4分の3差を付ける逃げ切り勝ちです。2番手を進んだ4番人気(10対1)のショットガン・カウボーイ Shotgun Kowboy が4馬身差の3着と順当。
ボブ・バファート厩舎、マイク・スミス騎乗のダンジング・キャンディーは、去年サン・フェリペ・ステークス(GⅡ)でG戦初勝利、続くサンタ・アニタ・ダービーでは4着し、ケンタッキー・ダービーに挑戦して15着に終わっていました。その後体調を整え、今期は2戦目の前走サンタ・アニタでアローワンス戦に勝ち、これで2連勝となりました。

日曜のもう一鞍は、サンタ・アニタ競馬場のチャールズ・ウィッティンガム・ステークス Charles Whittingham S (芝GⅡ、3歳上、10ハロン)。かつてはGⅠ戦だつたこのレース、今年は firm の芝コースに10頭が集い、3月のサン・ルイ・レイ(芝GⅡ)、4月にもエルクホーン(芝GⅡ)とG戦2連勝中のイッツインザポスト Itsinthepost が9対5の1番人気。
レースは9番人気(35対1)パテナー Patenar の逃げで始まり、イッツインザポストは早目3番手を追走。2番手を進んだ5番人気(9対1)のフランク・カンヴァセーション Frank Conversation が前を捉えて先頭で直線に向いたところ、馬群を縫うように4番手から抜けた2番人気(5対2)のアシュレーラヴズシュガー Ashleyluvssugar がフランク・カンヴァセーション以下を半馬身差し切っての快勝。大混戦の2着争いは、頭差で7番手から追い込んだ3番人気(7対1)のシンタックス Syntax が届き、イッツインザポストは5着まで。
ピーター・ユートロン厩舎、ゲーリー・スティーヴンス騎乗のアシュレーラヴズシュガーは、2015年に続いてこのレース2度目の制覇。これがG戦5勝目となる6歳せん馬で、前走サン・ルイ・レイではイッツインザポストの3着に入っていました。5年前のレース体系なら、晴れてGⅠ2勝馬となっていたところでした。

 

 

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