オールウェザーも、芝も

5月29日、メモリアル・デイのアメリカG戦は、ゴールデン・ゲート競馬場のオールウェザー・コースで行われたオール・アメリカン・ステークス All America S (GⅢ、3歳上、8ハロン)一鞍のみでした。
オールウェザー・コースは、ダートより芝コースを得意とする馬との相性が良く、このGⅢのトライアルに相当するのが4月末にゴールデン・ゲートで行われたサンフランシスコ・マイル(芝GⅢ)。ここは9頭が出走してきましたが、そのサンフランシスコを2連覇したアラート・ベイ Alert Bay がイーヴンの1番人気。9頭の内6頭がせん馬というメンバー構成です。

レースは1番枠スタートの6番人気(19対1)ストリート・ラッド Street Lad が逃げ、アラート・ベイは2番手を追走。この順位の儘直線に入り、内ラチ沿いに粘るストリート・ラッドをアラート・ベイが捉えに掛かると同時に、4番手を進んだ5番人気(10対1)のジー・ジー・ライダー G.G.Ryder 、8番手から伸びるフラムボヤント Flamboyant が外から一気に差を詰め、4頭が並んだ所がゴール。
内からストリート・ラッド、アラート・ベイ、ジー・ジー・ライダー、フラムボヤントの順にゴール板を通過しましたが、写真判定の結果、ジー・ジー・ライダーが頭差でフラムボヤントを抑え、頭差でアラート・ベイ3着、ハナ差でストリート・ラッド4着という結果でした。
ジェリー・ホーレンドルファー厩舎、アーヴィング・オロスコ騎乗の6歳牡馬ジー・ジー・ライダーは、一昨年のこのレースの勝馬。同馬とアラート・ベイの2頭でこのレースを3年で2勝したことになりますが、それはサンフランシスコ・マイルのレポートにも書いたこと。オールウェザー・コースでも芝コースでもそっくりな結果になったのが面白い所です。
そもそもサンフランシスコ・マイル→オール・アメリカン・ステークスというコース、ジー・ジー・ライダーは3年続けて挑戦していることになり、一昨年は連勝、去年は5着・11着、そして今年は2着・1着となったワケ。G戦勝利も一昨年のこのレース以来2年振りで、今年は同じゴールデン・ゲートで2月にアローワンス戦に勝っていました。

 

 

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