日曜日の芝G戦2鞍

漸く先週末の競馬レポートも最後まで辿り着きました。10月2日の日曜日、ニューヨークとカリフォルニアで行われた芝のG戦夫々一鞍づつです。

先ずベルモント・パーク競馬場の yielding コースで行われたミス・グリロ・ステークス Miss Grillo S (芝GⅢ、2歳牝、8.5ハロン)は7頭立て。芝の同じ距離で行われた一般ステークス(P・G・ジョンソン・ステークス)に勝ったコーステッド Coaste が3対2の1番人気。
3頭が並んだ2番人気(4対1)の一角ジョウスト Joust が逃げ、コーステッドは3番手追走。直線、本命馬の外に並んでいたやはり2番人気のニュー・マネー・ハネー New Money Honey が前3頭の外から並び掛けると、2番手を粘る5番人気(8対1)のリムスカ Rymska に2馬身4分の3差を付けて優勝し、人気のコーステッドは1馬身半遅れの3着に終わりました。
チャド・ブラウン厩舎、ハヴィエル・カステラノ騎乗のニュー・マネー・ハネーは、9月5日サラトガのデビュー戦は2着でしたが、調教の具合から未勝利でもG戦で勝負になると判断して出走に踏み切った由。ブラウン師の判断が正しかったことを証明しています。2戦1勝2着1回。

そしてサンタ・アニタ競馬場からはジョン・ヘンリー・ターフ・チャンピオンシップ John Henry Turf Championship (芝GⅡ、3歳上、10ハロン)。去年は施行されなかったG戦で、2年振り。firm の馬場に10頭が出走し、前走デル・マー・ハンデ(芝GⅡ)で逃げ馬を追い詰めながらハナ差で2着惜敗したメタボス Metaboss が5対2の1番人気。
そのメタボスの追い込みを辛うじて凌いだのが、2番人気(3対1)のアシュレイラヴズシュガー Ashleyluvssugar 。今回は9番人気(40対1)のエル・ウェルファノ El Huerfano の逃げを2番手で追走したアシュレイラヴズシュガー、直線で抜け出すと、後方3番手から追い込む7番人気(14対1)テキサス・ライノ Texas Ryno を半馬身抑えて優勝。4番手を進んだ5番人気(8対1)のトゥエンティートゥエンティーヴィジョン Twentytwentyvision がハナ差で3着に入り、メタボスは最後方から追い込んだものの、今回は4着と届きませんでした。
ピーター・ユールトン厩舎、ゲーリー・スティーヴンス騎乗のアシュレイラヴズシュガーは、これでデル・マー・ハンデと2連勝。前回の勝利でBCターフへの優先出走権を獲得しており、順調に本番に向けてのステップを踏んでいます。もちろん相手はヨーロッパの強豪たちになるでしょう。

 

 

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