2017仏オークスの枠順

今週末はシャンティー競馬場でディアーヌ賞、つまりフランス・オークスが行われます。ペリエ騎手がフランスではダービーよりオークスに勝つ方が名誉がある、と言っていたクラシックですね。
今年は仏1000ギニー馬は回避しており、レース前から牝馬の2冠はありません。16頭が最終登録を済ませました。

01 フェスティヴ Festive
02 ノルマンディー Normandie
03 モンロー・ベイ Monroe Bay
04 テラコヴァ Terrakova
05 イエロー・ストーム Yellow Storm
06 シスターチャーリー Sistercharlie
07 パンセリア Panthelia
08 センガ Senga
09 マドモワゼル・マリー Mademoiselle Marie
10 オンザムーンアゲン Onthemoonagain
11 ロードデンドロン Rhododendron
12 カイトサーフ Kitesurf
13 ターフ・ローレル Turf Laurel
14 シャッター・スピード Shutter Speed
15 ヴュー・ファンタスティック Vue Fantastique
16 ハヤ・オブ・フォーチュン Haya Of Fortune

フランスのレースはオッズが良く判りませんが、これまでの戦績から見てオブライエン厩舎のロードデンドロンと、ゴスデン厩舎のシャッター・スピードの対決ムードでしょうか。英愛対決であり、ムーア対デットーリという図式でもあります。
ロードデンドロンは今期、1000ギニーとオークスが何れも2着。一方のシャッター・スピードはミュジドラ・ステークス(GⅢ)に勝って3戦無敗、オーナーのハーリッド・アブダッラーは英オークスをイネイブル Enable に任せ、こちらは仏オークス1本に絞ってきました。

地元フランス勢で人気になるのは、何と言ってもヘッド厩舎のテラコヴァでしょう。クレオパトラ賞(GⅢ)勝馬でゴールディコヴァ Goldikova の娘、2戦2勝とキャリアが少ないのが不安でもあり未知数でもあります。
グロット賞(GⅢ)勝馬で仏1000ギニーは11着だったセンガは、初の2100メートルに挑戦。ファーブル厩舎が送り出すゴドルフィンのカイトサーフは、ロヨーモン賞(GⅢ、2400メートル)の勝馬。

未勝利馬ながらサン=タラリ賞2着のヴュー・ファンタスティック、ペネロープ賞(GⅢ)を含め2連勝中のシスターチャーリー辺りが伏兵でしょうが、最も評価が低いイエロー・ストームに女性騎手マリリン・イオンが騎乗することが話題になっています。
仏オークスに女性ジョッキーが参戦するのは史上初だそうで、22歳のマリリンはさしずめ藤田菜七子のフランス版。レースの結果は別にして、彼女の騎乗ぶりも楽しみにしたい所です。

 

 

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