グッドウッド2008・2日目

グローリアス・グッドウッド2日目のパターン・レースは次の2鞍です。
ヴィンテージ・ステークス(GⅡ、2歳、7ハロン)は11頭が登録、1頭取り消しで10頭立てです。
11対4の1番人気に推されたオリザバ Orixaba の順当勝ち。ミック・シャノン厩舎、デットーリ騎乗でした。中団を追走し、ゴール前1ハロンで抜け出し、2着ロード・シャナキル Lord Shanakill に1馬身4分の1。
3着は共に追い込んできたセイーフ Sayif が首差で続きました。
オリザバは、デューハースト・ステークスかレーシング・ポスト・トロフィーを目指すことになりそうです。これで3戦2勝。
3着に食い込んだセイーフはまだ未勝利。3戦して2着2回3着1回という成績ですが、このあとは確実に未勝利戦での初勝利を目指すとか。チャップル=
ハイアム厩舎の期待馬です。
そして大注目のサセックス・ステークス(GⅠ、3歳上、1マイル)。古馬2頭に3歳馬5頭という登録でしたが、ドリーム・イーター(3歳)が直前に取消、6頭で争われました。
ほとんど1本被り(4対11)の大本命に推されたヘンリーザナヴィゲイター Henrythenavigator 、結果を言えば順当に勝ってGⅠに4連勝、オブライエン師にとって今期16勝目のGⅠとなったのですが・・・。
レースそのものは、ペースメーカーのウインザー・パレス Windsor Palace がハイペースで飛ばし、ヘンリーと激しく競り合ってしまったようですね。
その結果、最後にはレイヴンズ・パス Raven’s Pass が強烈に追い上げ、短頭差の際どい勝負になりました。さすがのオブライエンさんもヒヤヒヤだったようです。
3着は3馬身4分の1遅れて古馬のメジャー・カドー Major Cadeaux 。
ヘンリーと競り合ったウインザー・パレスは今期初出走、デヴィッド・マッケイブ騎手が好騎乗だったんですが、同じオブライエン厩舎ですから、役割以上の仕事をしてしまったんでしょうかね。最終的には6着シンガリに沈んでいます。
さて辛勝のヘンリーザナヴィゲイター、今期の最終目標をブリーダーズ・カップ・クラシック(10ハロン)に置いているそうで、このあとは10ハロン路線に向かうことが検討されているとか。
ということになれば、マイル路線でのレイヴンズ・パスの動向に注目が集まるでしょう。これまでヘンリーには一度も先着していませんが、着差は確実に縮まっています。遂には頭差まで追い詰めましたからね。
オブライエン師の一シーズンGⅠ最多勝という記録も話題に上り始めたようですが、これはアメリカのボビー・フランケル師の25勝という記録があるのだそうな。あと9勝ということで、シーズン後半の話題になりそうですね。
サセックス・ステークスの映像は↓。
http://jp.youtube.com/watch?v=mL3EyxJ_1uA

 

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