ノルウェーの次はスウェーデン
オスロ・フィルに続いて登場するのは、スウェーデンのロイヤル・ストックホルム・フィル。指揮は首席指揮者のオラモ。
オラモはプロムスのオケであるBBC響の音楽監督も兼務していて、プロムスでは大活躍。当然ながら客席の人気も絶大です。
8月30日 ≪Prom 61≫
アンドレア・タローディ Andrea Tarrodi/Liguria (英国初演)
バーバー/ノックスヴィル~1915年の夏
~休憩~
R.シュトラウス/歌劇「ダフネ」~変容の場
ニールセン/交響曲第2番
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団 Royal Stockholm Philharmonic Orchestra
指揮/サカリ・オラモ Sakari Oramo
ソプラノ/ルネ・フレミング Renée Fleming
最初に取り上げられたタローディは、スウェーデンの女性作曲家。自身のホームページからプロフィールをご覧ください。
作品についてはこちらを。いきなり音が出るので要注意です。何でもイタリア旅行を描いたもので6部分からなる由。
http://www.andreatarrodi.com/albums/40/
続いて登場するのが、オラモ以上の人気を誇るルネ・フレミング。出てくるだけで大歓声が起き、未だ何も歌っていないのに会場は大騒ぎになっていました。彼女は前半のバーバー、後半のシュトラウスと2曲歌います。
最初のバーバーは、シャーマー社のホームページでスコアも見ることが出来ますので参考にしてください。
http://www.musicsalesclassical.com/composer/work/72/26042
以外にも、バーバーの後にアンコールがあります。曲は同じバーバーの「この輝く夜にきっと」Sure on this shining night 。ノックスヴィルと同じJ.アギーの詩につけた歌で、本来は4つの歌作品13に含まれるもの。オケ伴奏版での演奏。
後半の最初は歌劇の最後、ダフネが樹に変身する場面で、全曲スコアで言うと練習番号238の3小節前からオペラの最後までが演奏されます。単独では「私は行く」というシーン。
ダフネの歌としては短いので、後半にもアンコールがありました。同じくR.シュトラウスの歌曲「あすの朝」作品27-4のオーケストラ伴奏版。これはシュトラウス自身のアレンジでしょう。
メインはデンマークの作曲家、スウェーデンのオーケストラ、フィンランドの指揮者による北欧音楽の精髄です。
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