良血馬のレゼルヴォアール賞

10月18日、シーズンも残り少なくなったフランス競馬から、ドーヴィル競馬場でレゼルヴォアール賞 Prix des Reservoirs (GⅢ、2歳牝、1600メートル)が行われました。去年は小林智厩舎が2着、師は今年も1頭出走させてきましたが、果たして結果はどうだったのでしょうか。

この時期の馬場は very Soft 、出走馬は全部で7頭で、9月にサン=クルーで新馬戦を圧勝したウイズ・ユー With You が7対10の圧倒的1番人気に支持されていました。
そのウイズ・ユー、スタートから先頭に立つと、後は後続を問題にせず、後方から追い込んだ4番人気(78対10)のアルテア Altea に2馬身半差を付ける楽勝で逃げ切っています。内を先行していた3番人気(63対10)のブロンタメンテ Prontamente が1馬身差の3着。
ところで小林厩舎、今年は日本人オーナーのトーセン・ギフト Tosen Gift で挑みましたが、最低人気(25対1)ながら5着に入りました。これまでの成績(2戦1勝)とレース内容から見て当然の人気、健闘と言えましょうか。

さて勝ったウイズ・ユーは、ジョージ・ストローブリッジ氏の自家生産馬で、フレディー・ヘッド厩舎、オーレリアン・ルメートル騎乗。デビュー戦(サン=クルーの1600メートル)はやはり heavy の馬場で、2着以下に6馬身差を付ける圧勝でした。母イン・クローヴァー In Clover はフロール賞(GⅢ)勝馬、前姉にオペラ賞(GⅠ)を制したウィー・アー We Are という良血馬で、2戦2勝。間違いなく来年のクラシック候補、特に仏オークスでは有力な1頭に上がってくることでしょう。

 

 

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