牡馬を蹴散らしたフランス娘

凱旋門ウィークを終えたフランス競馬、英国に比べれば多少は緯度が低いこともあり、平場競馬は11月中旬まで断続的に行われます。

10月7日の土曜日は、シャンティー競馬場のコンデ賞 Prix de Conde (GⅢ、2歳、1800メートル)一鞍が行われました。 very soft と馬場1週前より更に悪化し、出走馬は6頭。前走9月のシャンティー重馬場でシェーヌ賞(GⅢ)を制した英国アップルビー厩舎・ゴドルフィンのステージ・マジック Stage Magic が3対5の抜けた1番人気。

その大本命、いつものようにスタートから逃げ、後続に3馬身差を付けて直線に入りましたが、何故か失速。前半は中団、2ハロン進んだ地点で2番手に上がった並んだ2番人気(71対10)のリュミネイト Luminate が抜け出すと、中団から追い込む2番人気(26対5)のキングスター Kingstar に3馬身の大差を付けて優勝。更に6馬身差で5番手を進んでいた5番人気(8対1)のキング・オブ・キャメロット King Of Camelot が3着に入り、人気のステージ・マジックは不可解な6着最下位に惨敗。距離も馬場も敗因にはならず、原因究明が待たれます。

勝ったリュミネイトは、フレディー・ヘッド厩舎、オーレリアン・ルメートル騎乗の牝馬で、5頭の牡馬を蹴散らしての完勝。8月22日にドーヴィルの1600メート戦を頭差でデビュー勝ちし、これで2連勝。彗星のように現れたフランス期待の牝馬、かも知れません。

 

 

 

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