洋行帰りのスプリンター牝馬

日曜日のアメリカ競馬は、ベルモント・パーク競馬場で行われたメイトロン・ステークス Matron S (GⅢ、2歳牝、6ハロン)一鞍のみでした。何故か去年はチャーチル・ダウンズ競馬場に移しての開催でしたが、今年は本来のベルモントに戻っています。前日行われたフューチュリティー・ステークスの牝馬版。fast の馬場に5頭が出走し、英国に遠征して芝競馬を経験してきたハッピー・ライク・ア・フール Happy Like a Fool が3対5の断然1番人気。
ダッシュ良く飛び出したのは3番人気(6対1)のテイク・チャージ・パウラ Take Charge Paula でしたが、直ぐに4番人気(11対1)のヴァリュアブル・パッケージ Valuable Package が主張しての逃げ、ハッピー・ライク・ア・フールはこれを2番手でマークします。第4コーナーで外から逃げ馬を捉えた大本命、直線では進路を内ラチ沿いに変え、最後は余裕を持って追い込むテイク・チャージ・パウラに2馬身4分の1差を付けて人気に応えました。逃げたヴァリュアブル・パッケージが8馬身離されての3着。
ウェズリー・ワード厩舎、タイラー・ガッファリオーネ騎乗のハッピー・ライク・ア・フールは、4月のキーンランドで2着に4馬身差を付けてデビュー勝ち。調教で芝コースに適性を見せたことから英国に遠征し、ロイヤル・アスコットのクィーン・メアリ・ステークス(GⅡ)で2着、ヨークのラウザー・ステークス(GⅡ)では6着に終わって帰国。これが洋行帰りの初戦でした。ワード師によれば、やはり芝よりはダートの方が走るそうで、母もスプリンターだったことから、将来もスピードを活かしたスプリンターに育てていきたいとのことです。

 

 

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