牝馬が制したテクサニータ

木曜日にはフランスでもG戦が行われていて、それがメゾン=ラフィット競馬場で行われたテクサニータ賞 Prix Texanita (GⅢ、3歳、1100メートル)。5年前に創設された3歳馬限定の短距離戦で、もちろんロイヤル・アスコットのコモンウェルス・ステークス(GⅠ)のトライアルとして位置付けられるもの。

good to soft の馬場に9頭が出走し、3連勝して臨んだ前走ジェベル賞(GⅢ)で4着したストレート・ライト Straight Right が5対2の1番人気。
レースは3番人気(9対2)のアラディン Aladdine が逃げ、ストレート・ライトが後方3頭の中から追い上げましたが、アラディンが先行して追走する5番人気(89対10)のシティー・ライト City Light に2馬身差を付けて逃げ切り勝ち。ストレート・ライトは4分の3馬身及ばず3着でした。

勝ったアラディンはフレディー・ヘッド厩舎、オーレリアン・ルメートル騎乗の牝馬で、牝馬がこのレースに勝ったのは5年のレース史で初めてとなりました。元々レース名となったテクサニータは傑出した牝馬スプリンターでしたから、牝馬が勝ってレースの顔が立ったと言えなくもありません。
アラディンは去年、シャンティーの1200メートルでデビュー勝し、2戦目は1000メートルで3着。今期は初戦2着の後、前走フォンテンブローの条件戦(1200メートル)で2勝目を挙げていました。前走は2着が牡馬のシティー・ライトで、今回のGⅢ戦と全く同じ着順となっています。前回の着差は1馬身4分の1。

 

 

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