スプリンター古馬牝馬に新たなチャンピオン
先週のアメリカ競馬、3月9日の日曜日にもG戦が一鞍組まれていました。
サンタ・アニタ競馬場のラス・フローレス・ステークス Las Flores S (GⅢ、4歳上牝、6ハロン)。古馬牝馬の短距離路線は、去年までチャンピオンに君臨してきたグルーピー・ドール Groupie Doll が引退。彼女に替ってどの馬が王座に就くのか、昨日の一戦はそれを占う指標の一つと言えるでしょう。
fast の馬場に5頭立て。去年のBCフィリー・アンド・メア・スプリント(GⅠ)で女王グルーピー・ドールに半馬身差2着と接戦を演じたジュディー・ザ・ビューティー Judy the Beauty が1対2の断然1番人気、順当に新チャンピオンの地位に座ることが出来るでしょうか。
ダッシュ良く飛び出したのは大外発走3番人気(9対2)のマニングス・シスター Munnings Sister 、ジュディー・ザ・ビューティーは3番手に付けます。しかし直ぐに2番手に上がった本命馬、直線で前を競り落とすとあとは独走。最後方から追い込む2番人気(7対2)でラ・ブレア・ステークス(GⅠ)勝馬のエア・キッティー Heir Kitty に4馬身4分の3差を付ける貫録勝ちです。逃げたマニングス・シスターがハナ差の3着。
ウェスリー・ワード厩舎、ジョン・ヴェラスケス騎乗のジュディー・ザ・ビューティーは、これで通算成績が14戦6勝2着7回3着1回となる5歳。4着以下に落ちたことは一度もなく、G戦は去年10月キーンランドのサラブレッド・クラブ・オブ・アメリカ・ステークス(GⅡ)に続き2勝目。そのときはグルーピー・ドールに土を付けていました。今回はフロリダからの遠征、BC激走以来となる休養明けでシーズン・デビュー戦でしたが、今年のチャンピオン牝馬スプリンターのタイトル奪取に向けて視界良好と言ったところでしょう。
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