カラビッツとラドゥロビッツの共演
昨日はプロムス2019がスタートして最初の日曜日、昼夜二つのプロムスが開催されました。マチネーのプログラムは、開幕コンサートでも紹介したようにアポロ11号月面着陸50年記念の一環で、月旅行に因んだ小品が並びます。若者向けのコンサートで、中にはBBCの人気番組のテーマや、この日のために新たに作曲された宇宙関連作品の初演なども・・・。このプロは無料、同じ内容で22日にも開かれることになっており、この二つがプロム3と5に宛てられました。
ということで、当欄は日曜日の夜、プロム4として行われたボーンマス響のコンサートを聴きましょう。
7月21日 ≪Prom 4≫
ジョン・アダムス/Short Ride in a Fast Machine
バーバー/ヴァイオリン協奏曲
~休憩~
ホルスト/惑星
ボーンマス交響楽団
指揮/キリル・カラビッツ Kirill Karabits
ヴァイオリン/ネマニャ・ラドゥロヴィッツ Nemanja Radulovic
合唱/トリニティー少年合唱団
ウクライナ生まれの指揮者カラビッツとボーンマス響はプロムスの常連で、私が彼等のネット中継を聴くのは2013,2015,2017年に続いて4度目。カラビッツは2016年に読響定期で実際に聴いていて、その才能は当ブログ内で何度も褒め称えてきました。改めて彼のホームページを紹介しておきましょう。
バーバーで共演するラドゥロビッツは、これがプロムス・デビューの由。私もかなり以前ですが生演奏を聴いており、そのスリリングな演奏は悪魔的でさえあります。こちらもホームページをどうぞ。
https://www.nemanjaviolin.com/
アンコールとして弾かれた故郷セルビアの民謡、Pashona-a Kolo は圧巻で、オケの弦楽メンバーも参加し、足を踏み鳴らしての熱演にアルバートホールは興奮の坩堝と化しています。
メインのホルストはほとんど毎年のようにプロムスで演奏される人気曲ですが、今年はもちろん月面着陸50周年記念として取り上げられました。
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