ヨーロッパ平場競馬開幕
今日から今年の競馬日記をスタートさせます。これまではイギリス中心でしたが、時間もタップリあることだし、フランス競馬も数多く取り上げていきましょうか。昔独学したフランス語を思い出しながら・・・。
ということで、昨日(3月14日)はヨーロッパの平場競馬で最初のパターン競走が行われました。フランスのサン=クルー競馬場、エクスバリ賞 Prix Exbury (GⅢ、4歳上、2000メートル)です。
1891年創設の歴史あるレースですが、最初はボアール賞 Prix Boiard として親しまれてきました。行われた競馬場もメゾン=ラフィット競馬場。
二度の大戦を挟んで出走条件も競馬場も度々変更され、現在のエクスバリ賞で定着したのは1969年のことです。それでも40年の歴史があることになりますね。
因みにボアールもエクスバリも競走馬の名前。ボアールは1873年のパリ大賞典を制した馬ですし、エクスバリは1963年に正にこのボアール賞に勝ち、その年の凱旋門賞にも勝った名馬。
エクスバリは栗毛の美しい馬で、私も鮮明に記憶が残っています。
今年の出走馬は11頭。負担重量は56キロが基本で、GⅠ(3キロ)、GⅡ(2キロ)、GⅢ(1キロ)の勝馬にはペナルティーが科せられます。
人気はいずれもGⅡに勝ったルー・ブレトン Loup Breton (ダルクール賞)とトリンコット Trincot (ドラー賞)で、前者が3.7倍の1番人気、後者が5.5倍の2番人気でした。
GⅠ(サンタラリー賞)に勝っている牝馬のベル・エ・セレブル Belle Et Celebre も出てきましたが、レヴェルの低いGⅠ勝ちとその後の成績がパッとしないため、13倍の人気薄。
レースは、名前の通りランナウェー Runnaway の大逃げで始まりましたが、ペースが速かったのか失速。直線には後から二つ目で回ったコート・カニバル Court Canibal の末脚が爆発しての差し切り勝ち。2着にも4分の3馬身でディヤカラニー Diyakalanie が追い込みました。
3着は終始3番手を進んだチンチョン Chinchon 、ハナ差です。
勝馬はこれで10戦2勝となる4歳牡馬で、19.5倍という大穴(に近い)、2着も12倍と大荒れのレースになりました。
人気のルー・ブレトンも後方待機から追い込みましたが及ばず4着。トリンコットは良いところ無く8着。ベル・エ・セレブルが11着しんがり。
調教師はマイケル・デルザングル Mikel Delzangles 、騎手はお馴染みオリヴィエ・ペリエです。
ペリエ騎手はエクスバリ賞を得意にしていて、何とこれが5勝目。このレースの最多勝利騎手の座は揺るぎません。これまでの記録は、
1994年 マタラン Matarun
1996年 ガンボート・ディプロマシー Gunboat Diplomacy
1997年 ネオ・ジルザル Neo Zilzal
1998年 ルー・ソヴァージュ Loup Sauvage
2009年 コート・カニバル Court Canibal
コート・カニバルは前述の通り、これが2勝目。それでもノアイユ賞2着、ドイツ・セントレジャー3着とそこそこの実績はあった馬です。
父はモンジュー Montjeu ですから、古馬になって成長するタイプかも知れませんね。
シーズン初めですから結果をそのまま鵜呑みにはできませんが、今後の古馬戦線の注目馬の一頭であることは間違いなさそう。
ということで、昨日(3月14日)はヨーロッパの平場競馬で最初のパターン競走が行われました。フランスのサン=クルー競馬場、エクスバリ賞 Prix Exbury (GⅢ、4歳上、2000メートル)です。
1891年創設の歴史あるレースですが、最初はボアール賞 Prix Boiard として親しまれてきました。行われた競馬場もメゾン=ラフィット競馬場。
二度の大戦を挟んで出走条件も競馬場も度々変更され、現在のエクスバリ賞で定着したのは1969年のことです。それでも40年の歴史があることになりますね。
因みにボアールもエクスバリも競走馬の名前。ボアールは1873年のパリ大賞典を制した馬ですし、エクスバリは1963年に正にこのボアール賞に勝ち、その年の凱旋門賞にも勝った名馬。
エクスバリは栗毛の美しい馬で、私も鮮明に記憶が残っています。
今年の出走馬は11頭。負担重量は56キロが基本で、GⅠ(3キロ)、GⅡ(2キロ)、GⅢ(1キロ)の勝馬にはペナルティーが科せられます。
人気はいずれもGⅡに勝ったルー・ブレトン Loup Breton (ダルクール賞)とトリンコット Trincot (ドラー賞)で、前者が3.7倍の1番人気、後者が5.5倍の2番人気でした。
GⅠ(サンタラリー賞)に勝っている牝馬のベル・エ・セレブル Belle Et Celebre も出てきましたが、レヴェルの低いGⅠ勝ちとその後の成績がパッとしないため、13倍の人気薄。
レースは、名前の通りランナウェー Runnaway の大逃げで始まりましたが、ペースが速かったのか失速。直線には後から二つ目で回ったコート・カニバル Court Canibal の末脚が爆発しての差し切り勝ち。2着にも4分の3馬身でディヤカラニー Diyakalanie が追い込みました。
3着は終始3番手を進んだチンチョン Chinchon 、ハナ差です。
勝馬はこれで10戦2勝となる4歳牡馬で、19.5倍という大穴(に近い)、2着も12倍と大荒れのレースになりました。
人気のルー・ブレトンも後方待機から追い込みましたが及ばず4着。トリンコットは良いところ無く8着。ベル・エ・セレブルが11着しんがり。
調教師はマイケル・デルザングル Mikel Delzangles 、騎手はお馴染みオリヴィエ・ペリエです。
ペリエ騎手はエクスバリ賞を得意にしていて、何とこれが5勝目。このレースの最多勝利騎手の座は揺るぎません。これまでの記録は、
1994年 マタラン Matarun
1996年 ガンボート・ディプロマシー Gunboat Diplomacy
1997年 ネオ・ジルザル Neo Zilzal
1998年 ルー・ソヴァージュ Loup Sauvage
2009年 コート・カニバル Court Canibal
コート・カニバルは前述の通り、これが2勝目。それでもノアイユ賞2着、ドイツ・セントレジャー3着とそこそこの実績はあった馬です。
父はモンジュー Montjeu ですから、古馬になって成長するタイプかも知れませんね。
シーズン初めですから結果をそのまま鵜呑みにはできませんが、今後の古馬戦線の注目馬の一頭であることは間違いなさそう。
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