どうなる、1000ギニー
昨日の競馬日記に書いたとおり、ニューマーケット・クレイヴァン開催初日のレポートです。
水曜日の昨日行われたパターン・レースはネル・グィン・ステークス(GⅢ、3歳牝、7ハロン)。1961年創設の比較的新しいレースです。
そもそもネル・グィン Nell Gwyn は人名。イギリス王室の歴史に興味がある人はご存知でしょうが、チャールズⅡ世の愛人だった有名な女優ですね。17世後半の話題。
何故ネル・グィンがレース名になったかと言うと、こういう事。チャールズⅡ世は英国の競馬史に欠かせない人物。特にニューマーケットが競馬のメッカになるについては、チャールズ国王が大きく貢献していました。
それまでは狩猟スポットであったニューマーケットに競馬場を開設し、年に2回の競馬開催を開始したのも国王。チャールズⅡ世は実際に競馬にも騎手として参加し、大きいレースに優勝してもいる程なのです。
ということで、ニューマーケット=チャールズⅡ世=ネル・グィンとなるわけ。
ネル・グィン・ステークスは競馬カレンダー上では1000ギニーのトライアルになりますが、このレースの勝馬で実際に1000ギニーを制したのは2006年のスペシオザ Speciosa くらいなもの。クラシックにはあまり繋がらないレースでもあります。
でも今年は期待できるかも知れませんね。4対5という圧倒的人気に支持されたファンタジア Fantasia が圧勝劇を演じました。ネル・グィンも真っ青です。
Fantasia 、一応「ファンタジア」としておきますが、実際の発音では「ファンテイジア」でしょうね。「テ」にアクセントを置いて下さい。
11頭立ての外、最後方からあっという間に先頭に立ち、後続に7馬身差を付けてしまいました。2着はダマニヤット・ガール Damaniyat Girl 、3着は更に2馬身4分の1でファースト・シティー First City の順。
調教師はルカ・クマニ師、騎手はデットーリです。このまま1000ギニーの大本命と行きたいところですが、問題があるのです。
実はファンタジアの馬主はアメリカのジョージ・ストローブリッジ。ペンシルベニアのスープ会社キャンベルの社長さんです。
ストローブリッジさん、実は現在の1000ギニー本命に祭り上げられているレインボウ・ヴュー Rainbow View の持主でもあるのです。両方1000ギニーに出すわけにもいかず、片方はフランスの1000ギニーを狙いたいところでしょう。決定は未だですが、暫くは両馬の様子見になる由。
更に騎手の問題。今回はデットーリが乗って相性の良さを見せ付けましたが、デットーリは本番ではゴドルフィンの馬に優先的に騎乗する契約があります。
ストローブリッジさん、今の所はデットーリ騎乗を条件にファンタジアの1000ギニー出走を考えている様子。超えなければならない壁がもう一つ存在するのですね。
さてこの日、パターン・レースではないものの重要なクラシック・トライアルが二鞍行われています。
まずヨーロピアン・フリー・ハンデキャップ(L、3歳、7ハロン)は文字通りハンデ戦で、10頭が出走。1番人気のアウイナーズゲーム Awinnersgame を2馬身4分の3抑えてウークバーOuqba が快勝しています。3着は半馬身でペニーズ・ギフトという牝馬。
このレースでは去年のコヴェントリー・ステークス勝馬のアール・コニサー Art Connoisser が7着惨敗。引っ掛かったことと道中の不利が敗因に挙がっています。
勝馬を調教するバリー・ヒルズ師、これがニューマーケットでの299勝目にあたります。
そのヒルズ師、次のフェイルデン・ステークス(L、3歳、1マイル1ハロン)でニューマーケット300勝達成です。
レッドウッド Redwood が2着ドラムビート Drumbeat に2馬身差で快勝。3着は更に1馬身半でヘリオドール Heliodor 。
このレースはダービーのトライアルに相当しますが、出走馬は僅かに5頭立てでした。
バリー・ヒルズ師、波に乗って次の新馬戦も制して301勝目。この日はハットトリックを達成しています。
水曜日の昨日行われたパターン・レースはネル・グィン・ステークス(GⅢ、3歳牝、7ハロン)。1961年創設の比較的新しいレースです。
そもそもネル・グィン Nell Gwyn は人名。イギリス王室の歴史に興味がある人はご存知でしょうが、チャールズⅡ世の愛人だった有名な女優ですね。17世後半の話題。
何故ネル・グィンがレース名になったかと言うと、こういう事。チャールズⅡ世は英国の競馬史に欠かせない人物。特にニューマーケットが競馬のメッカになるについては、チャールズ国王が大きく貢献していました。
それまでは狩猟スポットであったニューマーケットに競馬場を開設し、年に2回の競馬開催を開始したのも国王。チャールズⅡ世は実際に競馬にも騎手として参加し、大きいレースに優勝してもいる程なのです。
ということで、ニューマーケット=チャールズⅡ世=ネル・グィンとなるわけ。
ネル・グィン・ステークスは競馬カレンダー上では1000ギニーのトライアルになりますが、このレースの勝馬で実際に1000ギニーを制したのは2006年のスペシオザ Speciosa くらいなもの。クラシックにはあまり繋がらないレースでもあります。
でも今年は期待できるかも知れませんね。4対5という圧倒的人気に支持されたファンタジア Fantasia が圧勝劇を演じました。ネル・グィンも真っ青です。
Fantasia 、一応「ファンタジア」としておきますが、実際の発音では「ファンテイジア」でしょうね。「テ」にアクセントを置いて下さい。
11頭立ての外、最後方からあっという間に先頭に立ち、後続に7馬身差を付けてしまいました。2着はダマニヤット・ガール Damaniyat Girl 、3着は更に2馬身4分の1でファースト・シティー First City の順。
調教師はルカ・クマニ師、騎手はデットーリです。このまま1000ギニーの大本命と行きたいところですが、問題があるのです。
実はファンタジアの馬主はアメリカのジョージ・ストローブリッジ。ペンシルベニアのスープ会社キャンベルの社長さんです。
ストローブリッジさん、実は現在の1000ギニー本命に祭り上げられているレインボウ・ヴュー Rainbow View の持主でもあるのです。両方1000ギニーに出すわけにもいかず、片方はフランスの1000ギニーを狙いたいところでしょう。決定は未だですが、暫くは両馬の様子見になる由。
更に騎手の問題。今回はデットーリが乗って相性の良さを見せ付けましたが、デットーリは本番ではゴドルフィンの馬に優先的に騎乗する契約があります。
ストローブリッジさん、今の所はデットーリ騎乗を条件にファンタジアの1000ギニー出走を考えている様子。超えなければならない壁がもう一つ存在するのですね。
さてこの日、パターン・レースではないものの重要なクラシック・トライアルが二鞍行われています。
まずヨーロピアン・フリー・ハンデキャップ(L、3歳、7ハロン)は文字通りハンデ戦で、10頭が出走。1番人気のアウイナーズゲーム Awinnersgame を2馬身4分の3抑えてウークバーOuqba が快勝しています。3着は半馬身でペニーズ・ギフトという牝馬。
このレースでは去年のコヴェントリー・ステークス勝馬のアール・コニサー Art Connoisser が7着惨敗。引っ掛かったことと道中の不利が敗因に挙がっています。
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そのヒルズ師、次のフェイルデン・ステークス(L、3歳、1マイル1ハロン)でニューマーケット300勝達成です。
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