サンダウン2日目

金曜日に続いて土曜日もサンダウンからのレポート。土曜日は8レース行われましたが、最初の5レースが障害戦、残り3レースが平場という混合開催です。
その平場3レースの内2レースがパターン・レースという豪華版。結果も実力馬がその能力を遺憾なく発揮した結果になっています。
最初のサンダウン・マイル(GⅡ、4歳上、1マイル)は今年イギリスでは最初のGⅡ戦。1頭取り消しが出て7頭立てで行われました。
出走馬中唯一のGⅠホース(昨秋のラ・フォレ賞)、パコ・ボーイ Paco Boy が6ポンドのペナルティーにも拘らず15対8の1番人気。ヒューズ騎手の手綱の元、見事期待に応えました。
好位から伸びる脚は抜群で、前走ドバイの悪夢(デューティー・フリー8着)を振り払って見せましたね。
2着は4分の3馬身でドリーム・イーター Dream Eater 、3着には昨シーズンから3連勝中のヴァーチャル Virtual が首差で善戦しています。
ヴァーチャルの連勝は止まりましたが、今回はパターン・レース初挑戦、今後はこのクラスの常連に育つでしょう。
パコ・ボーイでサンダウン・マイルを制したリチャード・ハノン師、このレースは最近5年で3勝。縁起の良いサンダウンとなりました。パコ・ボーイの次走はニューバリーのGⅠ、ロッキンジ・ステークスになる予定。
続くゴードン・リチャーズ・ステークス(GⅢ、4歳上、1マイル2ハロン)は8頭立て。去年のダービー2着馬タータン・ベアラー Tartan Bearer が実に300日振りに競馬に復帰してきました。
その実力を買われ、久々でも11対10の1番人気に支持されます。
レースはスティール・タンゴ Steele Tango の果敢な逃げで始まりましたが、直線に入るとタータン・ベアラーのライヴァルであるパイプドリーマー Pipedreamer があっという間に抜け出し、ほとんどこの馬で決まり、という状況に見えましたね。
ところがここからが流石、よくぞあそこからと思うような位置から一気に末脚を爆発させてタータン・ベアラーが差し切ってしまいます。着差は短頭。
3着は2馬身4分の1離されてブッチェラーティ Buccellati が入線しています。
先程レースのビデオを見ましたが、興味のある方はレーシング・ポストのホームページからビデオを選択し、Saturday Review (Flat) をクリックしてご覧下さい。
タータン・ベアラーのスタウト師/ムーア騎手のコンビは、去年のアスク Ask に続いてこのレース2連勝。
次走はカラー競馬場のトトソルズ・ゴールド・カップに向かう予定です。もちろん2着惜敗のパイプドリーマーとの再対決が見所の一つ。
タータン・ベアラーは去年のダービーで1番人気に支持されての2着。その実力はやはり並のものではありますまい。今シーズンのクラシック距離での中心になることは間違いなさそうです。
ということで今日はロンシャンのガネー賞。3国ダービー馬対決が話題になっていますね。
フランス/ヴィジョン・デタ
イタリア/シーマ・ド・トリオンフ
ドイツ/アドラーフルーク

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