オークスの枠順決まる

オークスって、もう終わったんじゃないの? と言われそうですが、これは本家本元のオークスです。6月5日(金)、現地時間の16時5分スタート。
出馬の最終登録は5日前に行われますが、2日前の最後の出走宣言を待って枠順が決まるのが英国競馬の仕組み。5日前の12頭のうち2頭が出走宣言せず、最終的には10頭立てで行われます。
日本のクラシックに比べて頭数が少ないように感ずるかも知れません。しかし出てくるのは厳選された馬たち、2400メートルという距離適正も考慮に入れての出走です。
ですから、1000ギニーに勝ったガナーティは出ません。日本の場合は、誤解されるかも知れませんが、参加することに意義ありというのも多くいて、そこが「違い」と言えるでしょうか。
01.パーフェクト・トラス Perfect Truth
02.ミッドデイ Midday
03.フィリッピナ Phillipina
04.ザ・ミニヴァー・ローズ The Miniver Rose
05.サリスカ Sariska
06.オー・グッドネス・ミー Oh Goodness Me
07.ワダート Wadaat
08.トッティー Tottie
09.ハイ・ヒールド High Heeled
10.レインボウ・ヴュー Rainbow View
見所を簡単に纏めると、サリスカ、レインボウ・ヴュー、ミッドデイの3強の争いと見て良いでしょう。
中でも強い勝ち方でミュジドラを制したサリスカが1番人気を集めそう。1000ギニーで大本命になりながら5着敗退のレインボウ・ヴュー、ここでは巻き返しを狙いますが、前走は休み明けという敗因も判っていますから、2歳時の実力を出せれば文句なし。
リングフィールドのトライアルに勝ったミッドデイは、ヘンリー・セシル調教師にとってオークス9勝目がかかっています。
因みにサリスカのマイケル・ベル師はモティヴェイターでダービーに勝っていますが、オークスはまだ。レインボウ・ヴューのゴスデン師もオークスは未勝利。
3強に続くのは、やはりアイルランド組。チェッシャー・オークスに勝ったパーフェクト・トラスはオブライエン厩舎、1000ギニー3着でレインボウ・ヴューに先着しているオー・グッドネス・ミーはボルジャー厩舎の期待です。
またスタウト厩舎のフィリッピナも不気味な存在。チェスターでパーフェクト・トラスの2着した馬です。
残り4頭は穴馬的存在ですが、イタリア・オークスで僅差2着して上昇中のワダートも侮れない存在か。
ところでこの日、オークスの前に同じくGⅠ、古馬によるコロネーション・カップも行われます。こちらも簡単に。
01.ルック・ヒア Look Here
02.ブッチェラーティ Buccellati
03.ダンカン Duncan
04.エクスプレッソ・スター Expresso Star
05.ユームザイン Youmzain
06.イースタン・アンセム Eastern Anthem
07.フローズン・ファイア Frozen Fire
08.アスク Ask
オークス同様、実力的には3強。2年連続凱旋門2着で去年のコロネーションも2着だったユームザインが中心でしょう。れっきとしたGⅠホースですが、イギリス国内でのGⅠタイトルは未だです。
去年のオークス馬ルック・ヒア、セントレジャー以来の休み明けですが、エプサムで勝った実績があります。
去年の愛ダービー馬フローズン・ファイア、もちろんオブライエン厩舎が送り込んできますが、前走オーモンドのナンセンスな競馬の雪辱なるか。
伏兵としてはドバイのシーマ・クラシックでユームザインを破ったイースタン・アンセム。オーモンドでフローズン・ファイアを破ったブッチェラーティ。古馬の調教には定評あるスタウト厩舎はヨークシャー・カップに勝ったアスク。
残り2頭は、シーズン冒頭でリンカーン・ハンデに勝ったエクスプレッソ・スターと、格下ながら2連勝中のダンカン。
こちらは14時45分スタートです。

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