ダーレミの歌
タイトルに紛らわされちゃいけませんよ。競馬ネタです。
昨日の土曜日はイギリスとアイルランドの3場でパターン・レースが行われました。どれから紹介するか迷うところですが、やはりアイルランドのカラー競馬場から行きましょう。
カラーは、日曜日に行われるアイルランド・ダービーをメインとするダービー・フェスティヴァル開催が進行中です。
このミーティングは3日間、金曜夜のイヴニング開催から始まって日曜までがフェスティヴァル。金曜はパターン・レースは無く、土曜日に2つの重賞が組まれています。
まず注目はプリティー・ポリー・ステークス(GⅠ、3歳上牝、1マイル2ハロン)です。名牝 Pretty Polly にあやかったレースですが、GⅠに格上げされたのは2004年のこと。最高ランクのレースとしては今年6回目になります。
出走馬は7頭。去年のオークス馬で、先のコロネーション・カップで3着惜敗のルック・ヒア Look Here がイギリスから挑戦して1番人気(11対8)を集めましたが、又しても3着惜敗という結果になってしまいました。
勝ったのは同じくイギリスから渡ってきたダー・レ・ミ Dar Re Mi 。ゴール前で審議になるほどの接戦を制しての初GⅠ制覇です。
2着は短頭差で25対1の大穴ビーチ・バニー Beach Bunny 、これは地元のプレンダーギャスト師の管理馬。そして1馬身差3着にルック・ヒア。
ボルジャー厩舎のラッシュ・ラッシズ Lush Lashes は4着、オックス厩舎のカティーラ Katiyra 5着という結果。
ゴスデン厩舎、ジミー・フォーチュンの騎乗でした。
ダー・レ・ミは以前にも書いたように、アンドルー・ロイド・ウェッバー男爵の馬。ウェッバーと言えば、キャッツなどで有名な作曲家ですし、競馬の世界よりはエンターテインメント界のスターです。
登録上ダー・レ・ミはマドレーヌ夫人の名義ですが、夫妻の共有が実際のところでしょう。
ター・レ・ミをプリティー・ポリーに出走させたのはマドレーヌ夫人の考えだったようで、夫妻の夢はブリーダーズ・カップに勝つこと。
2001年に所有していたGⅠホース、クリスタル・ミュージック Crystal Music で挑戦した時は夢が叶いませんでしたから、今年は何としても栄冠を手にしたいところでしょう。
ダー・レ・ミとウェッバー夫妻のことを頭の片隅に置いておいて下さい。
3着に終わったルック・ヒア陣営。重馬場は得意な馬ですが、今日は1・2着の馬の方が馬場に合っていた、というコメントです。
カラー競馬場のもう一つのパターン・レースはカラー・カップ(GⅢ、3歳上、1マイル6ハロン)。1994年からGⅢに格上げされたレースです。
今年はわずか5頭立てという寂しさ。しかしゴール前は大接戦で、結局勝ったのはプロフォウンド・ビューティー Profound Beauty 、2着は首差でアランディ Alandi 、更に頭差の3着がヤンキー・ドゥードゥル Yankee Doodle という結果です。
1番人気(7対4)のマッド・ラッシュ Mad Rush は5着シンガリ負け。
勝利調教師はデルモット・ウェルド師、騎手はパット・スマーレン。
ダービー・フェスティヴァルの昨日、もう一つニュースを。
この日、ダービー・フェスティヴァル・ハンデというレースがありました。オブライエン厩舎が出走させた馬の1頭に、師のジュニア、ジョセフ・オブライエンが騎乗して見事に勝っています。別の馬にムルタが騎乗していたのですから大したもの。今日のダービーでビザンチンにも注目が必要でしょう。
さてイギリスのニューキャッスル競馬場。
この日のメインは伝統あるノーザンバランド・プレートというハンデ戦ですが、その前座としてチップチェイス・ステークス(GⅢ、3歳上、6ハロン)というパターン・レースが行われました。1994年創設、2001年からGⅢという新しいレース。
7頭立てを制したのは7対1のナット・イン・ウッド Knot In Wood 。2着に1馬身4分の1でアンシャン・レジーム Ancient Regime 、3着は半馬身でプュセイ・ストリート・レディ Pusey Street Lady 。
1番人気(11対4)アトランティック・スポート Atlantic Sport は6着敗退。
勝馬のリチャード・ファヘイ師、ポール・ハナガン騎手共、去年のアットモースト・リスペクト Utmost Respect に続く2連覇達成です。
勝ったナット・イン・ウッドは本来ハンディキャップ・タイプの馬。今回のパターン制覇は馬場に恵まれたと言えるでしょう。
アイルランド同様、このところイギリスは雨続きのようで、どの競馬場も重馬場の巧拙がポイントになっているようです。
なお、メインのノーザンバランド(2マイル19ヤードの長距離戦)は16対1のソム・タラ Som Tara が勝ったことだけ付け加えておきます。
もう一つ、ニューマーケット競馬場のジュライ・コース。ここも雨の重馬場です。
クリテリオン・ステークス(GⅢ、3歳上、7ハロン)は9頭立て。ここも1番人気(5対2)のドリーム・イーター Dream Eater は4着敗退。
勝ったのは8対1のインボンギ Imbongi 、2着は1馬身4分の1で3歳馬ハントダウン Huntdown 、3着に短頭差でバルタザールズ・ギフト Balthazaar’s Gift 。
インボンギは南アフリカで二つのギニーを勝った馬で、レースに国際的な雰囲気を付け加えていました。
調教師はマイク・デ・コック師、騎手はケヴィン・シェア、この日の第2レースに続くダブル達成です。
昨日の土曜日はイギリスとアイルランドの3場でパターン・レースが行われました。どれから紹介するか迷うところですが、やはりアイルランドのカラー競馬場から行きましょう。
カラーは、日曜日に行われるアイルランド・ダービーをメインとするダービー・フェスティヴァル開催が進行中です。
このミーティングは3日間、金曜夜のイヴニング開催から始まって日曜までがフェスティヴァル。金曜はパターン・レースは無く、土曜日に2つの重賞が組まれています。
まず注目はプリティー・ポリー・ステークス(GⅠ、3歳上牝、1マイル2ハロン)です。名牝 Pretty Polly にあやかったレースですが、GⅠに格上げされたのは2004年のこと。最高ランクのレースとしては今年6回目になります。
出走馬は7頭。去年のオークス馬で、先のコロネーション・カップで3着惜敗のルック・ヒア Look Here がイギリスから挑戦して1番人気(11対8)を集めましたが、又しても3着惜敗という結果になってしまいました。
勝ったのは同じくイギリスから渡ってきたダー・レ・ミ Dar Re Mi 。ゴール前で審議になるほどの接戦を制しての初GⅠ制覇です。
2着は短頭差で25対1の大穴ビーチ・バニー Beach Bunny 、これは地元のプレンダーギャスト師の管理馬。そして1馬身差3着にルック・ヒア。
ボルジャー厩舎のラッシュ・ラッシズ Lush Lashes は4着、オックス厩舎のカティーラ Katiyra 5着という結果。
ゴスデン厩舎、ジミー・フォーチュンの騎乗でした。
ダー・レ・ミは以前にも書いたように、アンドルー・ロイド・ウェッバー男爵の馬。ウェッバーと言えば、キャッツなどで有名な作曲家ですし、競馬の世界よりはエンターテインメント界のスターです。
登録上ダー・レ・ミはマドレーヌ夫人の名義ですが、夫妻の共有が実際のところでしょう。
ター・レ・ミをプリティー・ポリーに出走させたのはマドレーヌ夫人の考えだったようで、夫妻の夢はブリーダーズ・カップに勝つこと。
2001年に所有していたGⅠホース、クリスタル・ミュージック Crystal Music で挑戦した時は夢が叶いませんでしたから、今年は何としても栄冠を手にしたいところでしょう。
ダー・レ・ミとウェッバー夫妻のことを頭の片隅に置いておいて下さい。
3着に終わったルック・ヒア陣営。重馬場は得意な馬ですが、今日は1・2着の馬の方が馬場に合っていた、というコメントです。
カラー競馬場のもう一つのパターン・レースはカラー・カップ(GⅢ、3歳上、1マイル6ハロン)。1994年からGⅢに格上げされたレースです。
今年はわずか5頭立てという寂しさ。しかしゴール前は大接戦で、結局勝ったのはプロフォウンド・ビューティー Profound Beauty 、2着は首差でアランディ Alandi 、更に頭差の3着がヤンキー・ドゥードゥル Yankee Doodle という結果です。
1番人気(7対4)のマッド・ラッシュ Mad Rush は5着シンガリ負け。
勝利調教師はデルモット・ウェルド師、騎手はパット・スマーレン。
ダービー・フェスティヴァルの昨日、もう一つニュースを。
この日、ダービー・フェスティヴァル・ハンデというレースがありました。オブライエン厩舎が出走させた馬の1頭に、師のジュニア、ジョセフ・オブライエンが騎乗して見事に勝っています。別の馬にムルタが騎乗していたのですから大したもの。今日のダービーでビザンチンにも注目が必要でしょう。
さてイギリスのニューキャッスル競馬場。
この日のメインは伝統あるノーザンバランド・プレートというハンデ戦ですが、その前座としてチップチェイス・ステークス(GⅢ、3歳上、6ハロン)というパターン・レースが行われました。1994年創設、2001年からGⅢという新しいレース。
7頭立てを制したのは7対1のナット・イン・ウッド Knot In Wood 。2着に1馬身4分の1でアンシャン・レジーム Ancient Regime 、3着は半馬身でプュセイ・ストリート・レディ Pusey Street Lady 。
1番人気(11対4)アトランティック・スポート Atlantic Sport は6着敗退。
勝馬のリチャード・ファヘイ師、ポール・ハナガン騎手共、去年のアットモースト・リスペクト Utmost Respect に続く2連覇達成です。
勝ったナット・イン・ウッドは本来ハンディキャップ・タイプの馬。今回のパターン制覇は馬場に恵まれたと言えるでしょう。
アイルランド同様、このところイギリスは雨続きのようで、どの競馬場も重馬場の巧拙がポイントになっているようです。
なお、メインのノーザンバランド(2マイル19ヤードの長距離戦)は16対1のソム・タラ Som Tara が勝ったことだけ付け加えておきます。
もう一つ、ニューマーケット競馬場のジュライ・コース。ここも雨の重馬場です。
クリテリオン・ステークス(GⅢ、3歳上、7ハロン)は9頭立て。ここも1番人気(5対2)のドリーム・イーター Dream Eater は4着敗退。
勝ったのは8対1のインボンギ Imbongi 、2着は1馬身4分の1で3歳馬ハントダウン Huntdown 、3着に短頭差でバルタザールズ・ギフト Balthazaar’s Gift 。
インボンギは南アフリカで二つのギニーを勝った馬で、レースに国際的な雰囲気を付け加えていました。
調教師はマイク・デ・コック師、騎手はケヴィン・シェア、この日の第2レースに続くダブル達成です。
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