エクリプス

今日は場所によっては皆既日蝕が見られるということで、マスコミは大騒ぎしています。46年振りということですが、その時の記憶は全くありません。
それよりも前、私が小学校の頃に部分日蝕があって、それは実際に見た記憶があります。
小学校何年の時だったかハッキリしませんが、確か土曜日だったはず。当時は絵の教室に通っていて、一水会の田坂乾画伯のアトリエで絵を描いていました。
記憶では絵画教室は毎週土曜日。学校が午前中で終わり、午後2時か3時頃のことだったでしょうか。
母親が墨を塗ったガラスを持ってきて、皆で教室の窓から見たものでした。
当時は黒い下敷きで見ても、誰もなぁんも言いませんでしたよ。
そこでエクリプスの話が今日の日記のテーマです。
日蝕は英語で eclipse ですね。eclipse は日蝕も月蝕も全て「蝕」の意味です。
ところがこれを大文字で Eclipse と書けば、サラブレッドの名前を指すことになります。伝説ともなっている名馬「エクリプス」
どんな馬だったか、私が細々と書くよりもこちらを見たほうが早い。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%97%E3%82%B9_(%E7%AB%B6%E8%B5%B0%E9%A6%AC)
(上記URLの「エクリプス(競走馬)」をクリックして下さい。ほぼ完璧な記録が掲載されています)
つまり、エクリプスは1764年の日蝕が生じた時に産まれたから命名された、という故事です。
現在では信憑性に疑問もあるようですが、現在世界で走っているサラブレッドの父系を辿れば、95パーセントくらいはエクリプスに行き着く、というのは事実です。もう50年もすれば、その数字は限りなく100パーセントに近付くでしょう。
競馬の血統指南書には、必ず三大始祖ということが書かれています。全てのサラブレッドの父系を辿れば3頭に収斂されるということ。
その3頭とは、ダーレー・アラビアン Darley Arabian 、バイアリー・ターク Byerley Turk 、ゴドルフィン・アラビアン Godolphin Arabian のこと。
この3頭が残るにあたっては、夫々が競走馬としての「中興の祖」を持っているからですね。復習すると、
ダーレー・アラビアン(1700)→エクリプス Eclipse (1764)
バイアリー・ターク(1680頃)→ヘロド Herod (1758)
ゴドルフィン・アラビアン(1724)→マッチェム Matchem (1748)
近代競馬の歴史は、この3頭が種牡馬として活躍し始めた頃からスタートしている、と考えればよろしい。つまりタイミングがピタリと一致したということでしょうね。
エクリプスの話はやり出すと限がなくなるので、今日はここまで。辺りが暗くなったら、エクリプスの事跡でもゆっくり読みましょうか。
日蝕の時には名馬が産まれます。今年生まれた馬がダービーを争うのは2012年のこと。期待して待つことにしましょう。
Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください