グッドウッド2009・2日目
昨日の、そしてグローリアス・グッドウッドのメインはサセックス・ステークスですが、その前に水曜日に行われたもう一つのパターン・レースを先に取り上げましょう。
ヴィンテージ・ステークス(GⅡ、2歳、7ハロン)は1975年創設の新しいレースですが、既に3頭のダービー馬を輩出した重要なレースでもあります。
(1978年のトロイ Troy 、1991年のドクター・デヴィアス Dr Devious 、2005年のサー・パーシー Sir Percy )
今年は10頭が出走し、順当に1番人気(7対2)に推されたエクステンション Xtension が快勝しています。
2着は1馬身4分の1差でマータ・ケランジャン Mata Keranjang 、3着に更に1馬身半差でコーポラル・マドックス Corporal Maddox の順。
エクステンションは前走のコヴェントリー・ステークスで2着した馬。この時の優勝馬キャンフォード・クリフス Canford Cliffs は現在の時点で2000ギニーの本命視されている馬で、コヴェントリーではエクステンションを6馬身千切っていますから、改めてキャンフォード・クリフスの能力が高いことを証明したことになります。
スムースに先頭に立ったマータ・ケランジャンを中団で塞がれながら割って抜け出したエクステンション、着差以上に強いという印象を与えました。
アダム・カービー騎乗。調教するクライヴ・コックス師はギニー・タイプの馬ということで、当然ながら1マイルでの適正を探ることになります。
その1マイルのチャンピオン決定路線の重要な一戦。サセックス・ステークス(GⅠ、3歳上、1マイル)は9頭の登録がありましたが、雨期待のラハレーブ Lahaleeb が取り消し、8頭立てで行われました。
古馬4頭 vs 3歳4頭の構図です。
古馬ではアスコットのクィーン・アンを制したパコ・ボーイ Paco Boy がエース格。対する3歳は1000ギニーとコロネーションを連勝した牝馬のガナーティ Ghanaati 、シー・ザ・スターズと好勝負を続けたリップ・ヴァン・ウィンクル Rip Van Winkle が2強。
人気もこの3頭に集中し、結果もこの3頭で決まりましたが、勝負には決定的な差が付いてしまいました。
(1番人気はリップ・ヴァン・ウィンクルの6対4、続いてガナーティが2対1、パコ・ボーイは7対2の3番人気)
即ち優勝はリップ・ヴァン・ウィンクル、2着に2馬身半遅れてパコ・ボーイ、ガナーティは更に4馬身離されて3着敗退です。
リップ・ヴァン・ウィンクル、実は前日の火曜日に左後脚の蹄を傷めて出走が危ぶまれていたのです。オブライエン師はムルタ騎手と頻繁に状態を確認し、レース直前には馬が痛がる様子も無いことを確認、出走に踏み切った経緯があります。
それでこの圧勝は、やはりモノが違うと言わなければなりません。馬の実力を信じていたムルタくん、2000ギニーでもダービーでも軍団から選択したのがリップ・ヴァン・ウィンクル。
どちらも4着でしたが、シー・ザ・スターズとの差は確実に詰まっており、前回のエクリプスは同馬の2着。後にキングジョージを制したコンデュイを破っているのですから、この馬の実力はホンモノでしょう。
オブライエン師はサセックス4勝目となります。2000年はジャイアンツ・コーズウェイ Giant’s Causeway 、2002年のロック・オブ・ジブラルタール Rock of Gibraltar 、2008年のヘンリーザナヴィゲイター Henrythenavigator に続く2連覇達成。
今年のオブライエン軍団、この後はヨークのインターナショナルをマスタークラフツマンで、アイリッシュ・チャンピオンはフェイム・アンド・グローリーに、そしてリップ・ヴァン・ウィンクルはマイル路線という青写真を描いているようです。
自信を確信に変えたムルタ騎手、今後の1マイルから2000メートルではリップ・ヴァン・ウィンクルは無敵、と豪語しましたね。
ヴィンテージ・ステークス(GⅡ、2歳、7ハロン)は1975年創設の新しいレースですが、既に3頭のダービー馬を輩出した重要なレースでもあります。
(1978年のトロイ Troy 、1991年のドクター・デヴィアス Dr Devious 、2005年のサー・パーシー Sir Percy )
今年は10頭が出走し、順当に1番人気(7対2)に推されたエクステンション Xtension が快勝しています。
2着は1馬身4分の1差でマータ・ケランジャン Mata Keranjang 、3着に更に1馬身半差でコーポラル・マドックス Corporal Maddox の順。
エクステンションは前走のコヴェントリー・ステークスで2着した馬。この時の優勝馬キャンフォード・クリフス Canford Cliffs は現在の時点で2000ギニーの本命視されている馬で、コヴェントリーではエクステンションを6馬身千切っていますから、改めてキャンフォード・クリフスの能力が高いことを証明したことになります。
スムースに先頭に立ったマータ・ケランジャンを中団で塞がれながら割って抜け出したエクステンション、着差以上に強いという印象を与えました。
アダム・カービー騎乗。調教するクライヴ・コックス師はギニー・タイプの馬ということで、当然ながら1マイルでの適正を探ることになります。
その1マイルのチャンピオン決定路線の重要な一戦。サセックス・ステークス(GⅠ、3歳上、1マイル)は9頭の登録がありましたが、雨期待のラハレーブ Lahaleeb が取り消し、8頭立てで行われました。
古馬4頭 vs 3歳4頭の構図です。
古馬ではアスコットのクィーン・アンを制したパコ・ボーイ Paco Boy がエース格。対する3歳は1000ギニーとコロネーションを連勝した牝馬のガナーティ Ghanaati 、シー・ザ・スターズと好勝負を続けたリップ・ヴァン・ウィンクル Rip Van Winkle が2強。
人気もこの3頭に集中し、結果もこの3頭で決まりましたが、勝負には決定的な差が付いてしまいました。
(1番人気はリップ・ヴァン・ウィンクルの6対4、続いてガナーティが2対1、パコ・ボーイは7対2の3番人気)
即ち優勝はリップ・ヴァン・ウィンクル、2着に2馬身半遅れてパコ・ボーイ、ガナーティは更に4馬身離されて3着敗退です。
リップ・ヴァン・ウィンクル、実は前日の火曜日に左後脚の蹄を傷めて出走が危ぶまれていたのです。オブライエン師はムルタ騎手と頻繁に状態を確認し、レース直前には馬が痛がる様子も無いことを確認、出走に踏み切った経緯があります。
それでこの圧勝は、やはりモノが違うと言わなければなりません。馬の実力を信じていたムルタくん、2000ギニーでもダービーでも軍団から選択したのがリップ・ヴァン・ウィンクル。
どちらも4着でしたが、シー・ザ・スターズとの差は確実に詰まっており、前回のエクリプスは同馬の2着。後にキングジョージを制したコンデュイを破っているのですから、この馬の実力はホンモノでしょう。
オブライエン師はサセックス4勝目となります。2000年はジャイアンツ・コーズウェイ Giant’s Causeway 、2002年のロック・オブ・ジブラルタール Rock of Gibraltar 、2008年のヘンリーザナヴィゲイター Henrythenavigator に続く2連覇達成。
今年のオブライエン軍団、この後はヨークのインターナショナルをマスタークラフツマンで、アイリッシュ・チャンピオンはフェイム・アンド・グローリーに、そしてリップ・ヴァン・ウィンクルはマイル路線という青写真を描いているようです。
自信を確信に変えたムルタ騎手、今後の1マイルから2000メートルではリップ・ヴァン・ウィンクルは無敵、と豪語しましたね。
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