ニューマーケット・ケンブリッジシャー・ミーティング三日目

ニューマーケット競馬場のケンブリッジシャー・ミーティング、昨日は最終日でした。
この日は開催のタイトルでもあるケンブリッジシャー・ハンディキャップがメインですが、これはパターン・レースではないので、ここでは詳しく取り上げません。

日本やアメリカでは、ハンデ戦も立派に重賞競走なりグレード・レースなりに格付けされますが、ヨーロッパではハンデ戦はあくまでもハンデ戦です。

それでもケンブリッジシャー、簡単に触れておくと、32頭という多頭数が揃いました。頭数としては普通で、過去には遥かに多い出走馬で争われたこともあります。(例えば1962年などは46頭立てでした)

今年はシューパシューズ Supaseus という馬がハナ差で勝っています。人気は16対1でした。
レースの映像を見ましたが、ニューマーケットの広い馬場を埋め尽くす32頭は、やはり壮観な眺めですね。日本の小さな競馬場では絶対にお目にかかれない光景です。

さて最終日のパターン・レースは唯一鞍。サン・チャリオット・ステークス(GⅠ、3歳上牝、1マイル)は2頭が出走を取り消し、8頭立てで行われました。
1番人気は、1000ギニーとコロネーション・ステークスを制した3歳のベスト・マイラー牝馬ガナーティ Ghanaati が6対5。かなり固い本命と思われていました。

ガナーティは最後の1ハロンで先頭、そのまま押し切るかに見えましたが、いつもの切れ味が見られず、結局フランスから遠征してきた4歳馬サプリーザ Sahpresa の追い込みに屈してしまいます。
勝馬とガナーティの着差は1馬身半。更に1馬身半の差が付いて、3着にこれも4歳のスペイシャス Spacious が入りました。

勝ったサプリーザは16対1。関係者にとっては、素晴らしい驚き、と呼べるでしょう。
調教師はロッド・コレ Rod Collet という方。GⅠは生涯で初勝利となります。騎乗したのはテッド・ダーカン。
これが3勝目のサプリーザはまだまだ将来のある馬、当然ながら来シーズンも現役を続ける意向のようです。

さて昨日の土曜日は何と言ってもロンシャン競馬場の凱旋門ウィーク・エンド初日。パターン・レースだけでも5レースが行われていますから、この日記は一旦切り、別枠でロンシャン・レポートと致しましょう。

 

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