ティッペラリー競馬場
10月4日の日曜日は、すっかりロンシャン競馬場に気をとられていてアイルランドを見落としていました。
実はこの日、密かにティッペラリー競馬場というところでもパターン・レースが行われていました。
コンコルド・ステークス(GⅢ、3歳上、7ハロン100ヤード)。
熱心なヨーロッパの平場競走ファンでも、この競馬場はあまり馴染みが無いと思われます。
ここは寧ろ障害レースの競馬場として有名で、平場競走のパターン・レースは、10月のコンコルド・ステークスが唯一のものです。
実際、この日も1日8レースの内、半分の4レースが障害レース。そのうち3レースは障害のG(障害についてはグループではなく、グレードのGです)レースが組まれていました。
コンコルド・ステークスは1991年からこの競馬場に移され、1995年から現在の開催時期である10月に行われるようになったレースです。
今年は1頭取り消しがあって7頭立て。
スタート良く飛び出したダフ Duff が、一旦強引に先頭に立ったアドヴァンスト Advanced の二番手を追走。直線に入って一杯になったアドヴァンスを交わすと、そのまま逃げ切って快勝しました。オッズは5対2。
2着は9対4の1番人気に支持されたドハーサ Dohasa が4分の3差に追い上げ、3着には更に4分の3差でスリー・ロックス Three Rocks が入りました。
イギリスから遠征して逃げたアドヴァンストは4着どまり。
勝馬はエドワード・ライナム厩舎、騎手はフラン・ベリーです。ベリー騎手はこの日の第1レースに続いてダブル達成。
勝ったダフは9月のパーク・ステークス(GⅡ)に続いてパターン・レースに2連勝。6月にもバリーコーラス・ステークス(GⅢ)を制していますから、今シーズンはパターン・レース3勝の活躍です。
陣営によれば、この後は香港に遠征して、マイルかスプリントを狙うとのことでした。
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