またまた「ピーター・グライムズ」

ハイビジョンのメット・ライブ・ビューイング2007-2008、四夜連続の最終回はブリテンの「ピーター・グライムズ」でした。

実はこれは既に映画館で観たので、簡単に思い出しておきます。
その時の感想はこちら↓

http://merrywillow.blog35.fc2.com/blog-date-200810.html#853

当時は未だ会社勤めで映画館でオペラを鑑賞する時間も余裕もありませんでしたが、どうしても見たかったのがこれ。無理して時間を割き、銀座に出かけたものです。

今回ゆっくり見直して、私の判断は間違っていなかったと確信できましたね。
やはり今回NHKがオン・エアした4作品の中でもザ・ベストでしょう。文句なく永久保存版の舞台。これからも時々再生して楽しむことにします。DVD買わなくてよかった!

当然ながら映画館で見るより、画も音も優れています。元々メトロポリタン歌劇場の収録はデッドな音で、スタジオで収録されたディスクなどに比べれば雰囲気は希薄なのですが、ライヴ上演のリアリティーは良く録れていると思います。
例えばNHKが収録しているN響の定期では高弦などに物足りなさを覚えますが、メットの音は遥かに瑞々しく、楽器の音も生々しく聴こえてくるのがいいですね。

映画のときにはプログラムが無くて判明しなかったこと。纏めて書いておきます。

2008年3月15日の上演。
指揮者、演出家、主なキャスト以外の出演者は、

おばさん/ジル・グローヴ
ネッド・キーン/テディ・タフ・ローズ
スウォロー/ジョン・デル・カルロ
ボブ・ボウルズ/グレッグ・フェダリー
おばさんの姪っ子/エリン・モーリー、リア・パートリッジ
ホブソン/ディーン・ピーターソン
ホレス・アダムス牧師/バーナード・スイッチ
ジョン少年/ローガン・ウィリアム・エリクソン

何と言ったってブリテンの音楽が素晴らしい。彼の最高傑作であることが如実に判る名舞台。

 

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